翁長知事冒頭発言全文 [ 「粛々」は埋め立て工事に関して問答無用という姿勢]


ずっと切り捨てられ、日本のために犠牲になってきた沖縄。もうこれ以上沖縄がいやがることをしてはいけないと思う。霞ヶ関のとなりとか、高級(?)官僚が福島原発以来、家族をにがしている京都に米軍基地をつくろうとしてみたらいかがでしょうか?少しは沖縄の気持ちがわかるかも。そ、そんな!! あの文化遺産の京都をめちゃくちゃにする気か!! そうです。基地をつくったらめちゃくちゃになります。沖縄にしたら、辺野古の海は、沖縄の海は遺産です。ほんとうは日本の遺産です。世界で一番美しい海です。ジュゴンも来るその海を埋め立てて基地をつくるなんて、京都を削って基地を作るのと同じではないでしょうか?

<翁長知事冒頭発言全文>「粛々」は上から目線
琉球新報 4月6日(月)9時52分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150406-00000008-ryu-oki


 お忙しい中、時間を割いていただき、意見交換の場をつくっていただいたことに感謝を申し上げたい。
 官房長官からも話があったが、沖縄は全国の面積のたった0・6%に74%の米軍専用施設が置かれている。まさしく戦後70年間、日本の安全保障を支えてきた自負もあり、無念さもある。今、官房長官からそういったことに対して大変理解のある言葉をもらった。そうであるならば、去年の暮れ、あるいはことしの初め、どんなに忙しかったかは分からないが、こういった形で話をする中で「物事を粛々と進める」ということがあったら、県民の理解ももう少し深くなったと思う。
 私は日米安保体制が重要だというのは、私の政治の経歴からいっても十二分に理解している。しかし、日本の安全保障を国民全体で負担するという気構えがなければ、今、尖閣の話もあったが、たった1県のこの沖縄県に多くの米軍施設を負担させて日本の国を守るんだと言ってもよその国から見るとその覚悟のほどがどうだろうかと思う。


 日本国民全体で負担する中で、日本の安全保障や日米安保体制、日米同盟をしっかりやってほしいというのが私の気持ちだ。
 オスプレイなどが本土で訓練する話もあったが、残念ながらいわゆる基幹基地を本土に持って行くという話がないから、訓練をしていずれ全て沖縄に戻ってくるのではないかという危惧は、今日までの70年間の歴史からすると、十二分に感じられることだ。不安がある。
 そして、どんなに言っても米軍の運用に自分たちは口を挟めないんだという形で物事が終わってしまう。


環境問題もさることながら、日米地位協定の改定も抜本的な意味合いでやってもらわないと。沖縄の危惧は、今の日米地位協定の中では解決しにくいと思っている。
 今日まで沖縄県が自ら基地は提供したことはないということを強調しておきたい。


普天間飛行場もそれ以外の取り沙汰される飛行場も基地も全部、戦争が終わって県民が収容所に入れられている間に、県民がいる所は銃剣とブルドーザーで、普天間飛行場も含め基地に変わった。


 私たちの思いとは全く別に全て強制接収された。自ら奪っておいて、県民に大変な苦しみを今日まで与えて、そして今や世界一危険になったから、普天間は危険だから大変だというような話になって、その危険性の除去のために「沖縄が負担しろ」と。「お前たち、代替案を持ってるのか」と。「日本の安全保障はどう考えているんだ」と。「沖縄県のことも考えているのか」と。こういった話がされること自体が日本の国の政治の堕落ではないかと思う。


 日本の国の品格という意味でも、世界から見ても、おかしいのではないかと思う。この70年間という期間の中で、基地の解決に向けてどれぐらい頑張ってこられたかということの検証を含め、そのスピードから言うと先にはどうなるのか。これもなかなか見えてこないと思う。


 一昨年、サンフランシスコ講和条約の発効の時にお祝いの式典があった。


日本の独立を祝うんだという、若者に夢と希望を与えるんだという話があったが、沖縄にとっては、あれは日本と切り離された悲しい日だ。そういった思いがある中、あの万歳三唱を聞くと、沖縄に対する思いはないのではないかと率直に思う。


 27年間、サンフランシスコ講和条約で日本の独立と引き換えに米軍の軍政下に差し出されて。そして、その27年の間に日本は高度経済成長を謳歌(おうか)した。その間、私たちは米軍との過酷な自治権獲得運動をやってきた。想像を絶するようなものだった。


 官房長官と私は法政大学で一緒だが、私は22歳までパスポートを持ってドルで送金受けて日本に通った。そういったものなどを思い浮かべると、あの27年間、沖縄が支えたものは何だったのかなと思い出される。


 そして、官房長官「粛々」という言葉を何回も使う。僕からすると、埋め立て工事に関して問答無用という姿勢が感じられる。その突き進む姿は、サンフランシスコ講和条約で米軍の軍政下に置かれた沖縄。
その時の最高の権力者だったキャラウェイ高等弁務官は「沖縄の自治は神話である」と。「自治は神話」だとあの当時に言った。


 私たちの自治権獲得運動に対し、そのような言葉で、キャラウェイ高等弁務官が言っていて、なかなか物事は進まなかった。
 官房長官の「粛々」という言葉がしょっちゅう全国放送で出てくると、何となくキャラウェイ高等弁務官の姿が思い出される。何か重なり合う感じがして、私たちのこの70年間、何だったのかなと率直に思っている。


 そして、この27年間の苦しい中で強制接収された土地を、プライスさんという人がきて、プライス勧告というもので強制買い上げをしようとした。
とても貧しい時期だったから、県民は喉から手が出るほどお金がほしかったと思うが、みんなで力を合わせて プライス勧告を阻止した。

 今、私たちは自分たちの手の中に基地(の土地)が残っている。こういった自治権獲得の歴史は「粛々」という言葉には決して脅かされない。そう思っている。上から目線の「粛々」という言葉を使えば使うほど、県民の心は離れて、怒りは増幅していくのではないのかと思っている。私は辺野古の新基地は絶対に建設することができないという確信を持っている。


 こういう県民のパワーが私たちの誇りと自信、祖先に対する思い、将来の子や孫に対する思いというものが全部重なっていて、私たち一人一人の生きざまになってくる。こういう形で「粛々」と進められるものがあったら、絶対に建設することはできない、不可能になるだろうなと私は思う。


そうすると、建設途中で頓挫することによって、起こり得る事態は全て政府の責任だ。世界が注目しているので、日本の民主主義国家としての成熟度が多くの国に見透かされてしまうのではないかなと思っている。


 官房長官にお聞きしたい。ラムズフェルド国防長官(2003年当時)が「普天間は世界一危険な飛行場だ」と発言し、官房長官も国民や県民を洗脳するかのように「普天間の危険性除去のために、辺野古が唯一の政策」と言っている。辺野古基地ができない場合、本当に普天間は固定化されるのかどうか、聞かせていただきたい。


 ラムズフェルドさんも官房長官も多くの識者も世界一危険な基地だと言っているのに、辺野古ができなかったら固定化ができるのかどうか。これをぜひお聞かせ願いたい。


 普天間が返還され、辺野古に行って(面積が)4分の1になるという話がある。それから嘉手納以南の相当数が返されると言うんですが、一昨年に小野寺前防衛大臣が来た時に「それで、どれだけ基地は減るのか」と聞いたら、今の73・8%から73・1%にしか変わらない。0・7%だ。


 なぜかというと那覇軍港もキャンプキンザーもみんな県内移設だから。県内移設なので、普天間が4分の1の所に行こうがどうしようが、73・8%が73・1%にしか変わらない。
 官房長官の話を聞いたら全国民は「相当これは進むな」「なかなかやるじゃないか」と思うかもしれないけれど、パーセンテージで言うとそういうことだ。


 それからもう一つ。那覇軍港やキャンプキンザーなどは2025年まで、2028年までには返すと書いてあるが、その次に「またはその後」と書いてある。これは日本語としてどうなんだと思う。
 2025年、2028年までに返すんだと書いておいて、その次に「またはその後」という言葉が付いている。


「ハナシクワッチー」と言って、沖縄では話のごちそうという言葉がある。いい話をして局面を乗り越えたら、このことにはまた知らんふりというのが、戦後70年間の沖縄の基地の問題だったと思う。だから、今こうしてオスプレイをどこそこに持って行くあるいはたくさんの基地が返るんだという話をされても「またはその後」が付けば、「50年ぐらい軽くかかるんじゃないか」という危惧を県民はみんな持っている。
 こういうところをぜひ、ご理解いただきたい。そして、安倍総理が「日本を取り戻す」と2期目の安倍政権から言っていた。私からすると、取り戻す日本の中に沖縄が入っているのか、率直な疑問だ。


 「戦後レジームからの脱却」ということもよく言うが、沖縄では「戦後レジームの死守」をしている感じがする。一方で憲法改正という形で日本の積極的平和主義を訴えながら、沖縄でこの「戦後レジームの死守」をすることは、本当の意味の国の在り方からいくと納得しにくい。
 昨日、一昨日の官房長官の「沖縄県民の民意」というものがあった。「いろんなものがあってあの選挙を戦ったんだよ」と。「だから(民意は)いろいろあるでしょう」という話があったが、昨年度の名護市長選挙、特に沖縄県知事選挙、衆院選挙の争点はただ一つだった。前知事が埋め立て承認をしたことに対する審判だった。テレビ討論や新聞討論で(議題は)教育、福祉、環境いろいろあるが、私と前知事の政策に、埋め立て承認以外では違いがなかった。


 あの埋め立て承認の審判が、今度の選挙の大きな争点であり、10万票差で私が当選したということは、もろもろの政策でやったものではないということを、ぜひ理解してほしい。辺野古基地の反対について、県民の圧倒的な考えが示されたと思っている。
 振興策の話もしていたが、沖縄県はいろいろ難しいところがある。例えば基地があることによって困ったことは何だったかというと、あの9・11の(米国)ニューヨークのテロでビルに飛行機がぶつかったときに、大変なことが起きたなと思ったら、1週間後には、沖縄に観光客が4割来なくなった。そして4割来ないということは大変な出来事で、あのときの沖縄の苦しみというのは大変だった。


 そして尖閣も日本固有の領土だし、守ることは結構だ。しかし、あの尖閣で何か小競り合いが起きると、石垣島に来ている100万人の観光客がすぐ10万人くらいに減るという危険性も十二分に持っている。


そういう視点からも、沖縄は平和の中にあって初めて、沖縄のソフトパワー、自然、歴史、伝統、文化、万国津梁の精神、世界の懸け橋になる、日本のフロントランナーとなる。経済的にもどんどん伸びていき、平和の緩衝地帯として他の国々と摩擦が起きないような努力の中に沖縄を置くべきだと思う。


米軍基地があると、お互いの国とも近くて、最近はミサイルが発達しているので1、2発で沖縄が危なくなる。
 こういったことを考え合わせると、米軍もアメリカももうちょっと遠いところに行きたがっているんじゃないか。


日本の方がかえってそれを止めて「抑止力」という形でやっているのではないかという疑問がある。


 アジアを見据える、あるいは中東を見据えるところまで沖縄の基地が使われるのではないかと思っているが、この辺の根本的な説明がないと、新辺野古基地というのは恐らく難しい。
 県民の今日までのいろんな思いは絶対に小さくはならない。もっと大きくなって、この問題に関して、話が進んでいくと私は思っている。


 きょう官房長官にお会いさせていただいたが、安倍総理にもこのような形でお話しする機会があれば大変ありがたい。ぜひ、その面談の手配をお願いしたい。(官房長官は)基地負担軽減担当大臣でもあるので、辺野古建設の中止をされて、しっかりと話し合いをして、基地問題を解決していただきたいと思っている。よろしくお願いします。

琉球新報社


<菅官房長官冒頭発言全文>県民の信頼取り戻す

「粛々」の管官房長官は、漢詩・川中島をご存じのはず。「粛々と」敵(沖縄県の日本国民)に気付かれず、音たてずひっそりと埋め立て工事を行うと言うわけだ。

川中島漢詩がすぐ思い浮かぶ言葉、「粛々と」をつかうということは「沖縄県の日本国民」を「敵」と見立たと思われてもしかたないはずだ。

「鞭声粛々」の意味は(注 1)
「相手に気付かれないように、静かに馬に鞭を打つ」
「粛々」はひっそりと行うこと。

漢詩川中島のなかでは、深い霧の中、敵を欺いて”千曲川雨宮の渡しを渡り兵を進める様子”を描く時に「粛々」は使われている。
夜、霧に隠れて、音も無く、敵を欺いて裏をかく作戦が「粛々と」すすめられた。

官房長官辺野古埋め立てを「夜、霧に隠れて、音も無く、敵(沖縄県の日本国民)を欺いて裏をかく作戦で「粛々と」埋め立てを行うとおっしゃったわけだ。これでどうして沖縄の人々の理解を得られようか。


翁長知事のコメントで、もうこの言葉は使わないということだが、表現された内容そのものを変えると言う事ではないだろう。言葉を変えただけで、欺いてやっちゃえという精神はかわらないのではないか?


安部政権はもう末期症状だ。
沖縄県の日本国民」を「敵」に見立てていると解釈されてもしかたない言葉を使って、まるめこもうなんて政治家として最低、言語道断。
「安部政権を支持する日本国民」は「沖縄県の日本国民」をどう思っているのか知りたい。
こんなことが続くなら、「安部政権に反対する日本国民」は、辺野古の問題を、沖縄県アメリカと直に交渉しても、もう反対しないと思う。

(注 1)
「鞭声粛々」の意味
四字熟語辞典オンライン  http://yoji.go-kanken.com/yojif/2744.html


「鞭声粛々」の読み方
読み方 べんせいしゅくしゅく


意味 相手に気付かれないように、静かに馬に鞭を打つ様子。
「粛々」はひっそりと行うこと。
上杉謙信の軍勢が武田信玄の機先を制するために、夜のうちに妻女山を下って、千曲川を相手に気付かれないように渡ったという故事を頼山陽が詠んだもの。
出典 頼山陽「題不識庵撃山図」

MZ second  
FILE №33【鞭声粛々】
http://officehiro.net/mz-2/no33.htm


べんせいしゅくしゅく よるかわをわたる
鞭声粛々 夜河を渡る

川中島の合戦で一番激しかったと言われる4回目の激戦「八幡原の戦い」
武田軍がとった[啄木鳥の戦法]を上杉軍が察知
濃い霧の中はち合わせた両軍は、戦国史上他に例が無いと言われる程の
激戦いを行った
千曲川雨宮の渡しを渡り兵を進める様子をうたったのが「鞭声粛々 夜河を渡る」
信玄は謙信の後ろに兵を回し追い出した所を川中島で挟み撃ちにしようとした
察した謙信は深夜2時過ぎかがり火を炊き、少数の兵を残してあたかもまだそこに
陣があるように見せかけ兵を動かした。
濃い霧の為どちらの軍も互いの所在が分からないまま突然混戦となった
双方入り乱れるなか、謙信は単身馬で信玄の本陣に乗り込み三太刀切りつけたが
信玄はこれを軍配で受け止めたと言われている
この戦いでの死者総勢1万6千とも3万とも言われている

以下略
続きは、、、

公益社団法人 関西吟詩文化協会


漢詩 川中島 


鞭聲肅肅夜河を過るーーーーー


作者、全文は下記のホームページをご参照ください。
http://www.kangin.or.jp/what_kanshi/kanshi_A11_2.html


このホームページに掲載の文章・画像・音源等の無断転載はご遠慮下さい。
公益社団法人 関西吟詩文化協会
お問い合わせ:info@kangin.or.jp

交通事故にあった猫を治療してあげたホームレスに舞い降りた幸運とは?

【感動】交通事故にあった猫を治療してあげたホームレスに舞い降りた幸運【猫の恩返し
Good luck Who Descended Into the homeless that was raised t


ジェームスさんは薬の禁断症状と48時も戦って克服されたそうです。
ボブがいなかったら、きっとできなかったかもしれません。
乗り越える力が出てくるようにジェームスさんのそばにいたことこそ「ボブの恩返し」ではなかったでしょうか?

曽野綾子さん「他者の視点で自分を見ることができていない」と21012年に就活面接批判。では「アパルトヘイト導入」発言を他者の目から見たら?

曽野綾子さんの下記の社会批判をそっくり彼女自身にお返ししたいです。

「今の採用面接は、本人の美点ばかりを聞いて、学生は準備した模範回答を淀みなく答える。採用する側も面接を受ける側も嘘っぽい。そんな面接をしたところで、専門知識以外の教養や人としての厚み個性がわかるはずがない。これでは、本当にその人のことを理解したとはいえません。


 自分の美点を人前で恥ずかしげもなく披露できる人は、他者の視点で自分を見ることができていないということです。だから平気で『自分はリーダーに向いています』なんて面接で言ってしまう。


周囲は『出しゃばりな奴だな』と思っているかもしれないでしょう。自分のことをこうだと思い込むと、結局は自分勝手で幼稚な自己表現しかできなくなると思います」



========================================


赤字の部分はご自身への反省の言葉にされるのでしょうか????


1、曽野綾子さんに専門知識以外の教養や人としての厚み」がほんとうにあるのでしょうか?


2、自分の『偏見的自説』を人前で恥ずかしげもなく披露できる人は、他者の視点で自分を見ることができていないということです。


3、自分の「意見」をこうだと思い込むと、結局は自分勝手で幼稚な自己表現しかできなくなる。


なるほど、(曽野綾子の言動に当てはめて考えると)ほんとうにおっしゃるとうりですね、綾子さん。


下記のこの記事全体はけっこうなのですが、その中で曽野綾子さんのおっしゃったことと最近の彼女の差別発言とを比較しただけですので、本意をお汲取ください。

この国はきっと滅びる!就活のバカたち 学生もバカなら、面接官も大バカ
現代ビジネス 3月25日(水)12時11分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150325-00031782-gendaibiz-bus_all


この国はきっと滅びる!就活のバカたち 学生もバカなら、面接官も大バカ
'13年卒業の大学生は約55万人。うち42万5000人が就職希望だが、大企業に入れるのはさらにその1割
 すました顔で嘘をつき、?自己分析?にハマり、面接で臆面もなく大声を出す学生たち。「面白い奴が欲しい」と、頓珍漢な質問をして悦に入る面接官たち。こんな茶番、いつまで続けるつもりなのか。


他人に語れるような人生なのか
 今年も学生たちの就職活動が佳境に入った。街角でリクルートスーツ姿の若者を見かける機会が増え、思わず心の中で応援するという読者も多いに違いない。

 いま、企業の採用面接で必ずと言っていいほど行われるのが?自己PR?だ。読んで字のごとく、学生が自らの人となりを初対面の面接官にアピールすることで、面接が始まって最初に行われることが多い。

 「では、あなたの強みを教えてください。1分以内でお願いします」

 と面接官が尋ねると、学生は作り笑顔でこう答える。

 「はい。私の強みは、みんなをまとめるリーダーシップがあることです。私はテニスサークルで副部長を務めていました。合宿の企画や引率などを通して、人の意見をまとめることの難しさを学びました。サークルで培ったリーダーシップを、御社でも役立てたいと思っています」


 もちろん彼は、あらかじめ暗記した回答を吐き出しているだけだ。しかも?副部長?という部分は誇張されている。実際は平部員だが、どうせわからないだろうと高を括っているのである。このような誇張は「話を?盛る?」と呼ばれ、就活生の常套手段だ。

 一方面接官も面接官で、ふむふむ、と頷きながらメモをとるフリをしつつ、ろくに話を聞いていない。?サークル??副部長?という言葉が出てきた時点で「また同じか」となるからだ。某大手IT企業の採用担当者は、「何百人も面接をこなしていれば、『盛っている』ことはすぐにわかります。少し突っ込むと、話が急に曖昧になる。多いですよ、そういう子は」と語る。


 作家の曽野綾子氏は、そんな嘘にまみれた昨今の就職活動の様子を深く嘆いている。


 「今の採用面接は、本人の美点ばかりを聞いて、学生は準備した模範回答を淀みなく答える。採用する側も面接を受ける側も嘘っぽい。そんな面接をしたところで、専門知識以外の教養や人としての厚み、個性がわかるはずがない。これでは、本当にその人のことを理解したとはいえません。


 自分の美点を人前で恥ずかしげもなく披露できる人は、他者の視点で自分を見ることができていないということです。だから平気で『自分はリーダーに向いています』なんて面接で言ってしまう。周囲は『出しゃばりな奴だな』と思っているかもしれないでしょう。自分のことをこうだと思い込むと、結局は自分勝手で幼稚な自己表現しかできなくなると思います」


(略)面接での過酷なPR合戦を乗り越えるために、学生たちがこぞって取り組む?自己分析?にある。自己分析とは「これまでの人生を徹底的に振り返り、自分がどんな人間かを語れるようにする」ことだ。就活の現状を是正することを目的としたNPO?DSS?代表で人材コンサルタントの辻太一朗氏が解説する。


 「『小学校時代にいちばん悲しかったことは何か』『自分の嫌いなところはどこか』『10年後、自分は何をしていると思うか』こういった、一見他愛のない、しかしよく考えると答えようのない設問に答えることが?自己分析?だとされています」

(略)
「面接対策として、ある程度の自己分析をする必要はあるかもしれません。しかし、没入しすぎて『自分はこういう人間だ』と自己暗示をかけ、それに縛られてしまうことが多い。せいぜいバイトかサークル活動といった浅い人生経験で、自分はこういうタイプの人間だと決めつける。自分で自分の可能性を狭めてしまうことにもなります」(辻氏)

(続く)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150325-00031782-gendaibiz-bus_all&p=2


 政治家や官僚もそうですが、偏差値は高くても、対症療法しか打てない、長期的展望のない人ばかり。だから、今の日本は路頭に迷っているではないですか」

 バカが馬鹿馬鹿しい方法でバカを選ぶ。そんな就活を続ける限り、この国はいつか滅びるだろう。

 「週刊現代」2012年2月18日号より

曽野綾子という作家がいます
matome.naver.jp


曽野綾子
(略)
?アパルトヘイト導入を公然と主張
2月11日の産経新聞でとんでもないコラムを掲載しました。日本に移民を導入するときの注意点として住居の差別を言い出したのです。
曽野綾子さん「移民を受け入れ、人種で分けて居住させるべき」産経新聞で主張
http://www.huffingtonpost.jp/2015/02/10/sankei_n_6657606.html


2月11日付の産経新聞コラムで、作家の曽野綾子さんが、日本の労働人口が減少している問題について触れ、移民を受け入れた上で、隔離して居住させるべき、と主張した。...


もう20〜30年も前に南アフリカ共和国の実情を知って以来、私は、居住区だけは、白人、アジア人、黒人というふうに分けて住む方がいい、と思うようになった。

これじゃ、大マスコミの記事が偏るわけだ。政府広報予算、3年で2倍の83億円で口封じ!?

例えば、安部首相のイスラエル訪問についての記事。外務省ではタンタンと要旨を述べている。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me1/il/page4_000911.html


安部首相のイスラエル訪問について:安倍総理大臣は,ISIL対策として,日本が総額2億ドルの新規支援を行う旨紹介した。
イスラエルで)1月19日午後,安倍総理大臣は,同地訪問中のジョン・マケイン上院議員(軍事委員長)をはじめとする米連邦上院議員7名(コーカー議員(外交委員長),グラハム議員,バラッソ議員,ドネリー議員,ケイン議員及びキング議員他)による表敬を受けた。


安倍総理は,日米間で幅広い分野での安保・防衛協力を進めていきたい旨述べた。マケイン委員長からは,日米間で安保・防衛協力や米軍再編の取組を進めることの重要性につき賛意が示された。

12月8日【Israel National News】http://www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/188359#.VI_60cl49Xn


イスラエルと日本の国旗の前で両国の首脳が握手して、ISIL対策として,日本が総額2億ドルの新規支援をすると演説する。どういう意味があるのだろうか。それは多くの人が疑問に思うところであるが、日本の大マスコミは綺麗に説明してくれる。積極的平和だと。な、なんなのでしょう? どの記事をいくら読んでも、テレビのニュースを見てもよくわからない。表面的な綺麗事はのべられているが(注 1)。。。そんなこたぁないでしょ、そればっかりであるはずがない。しかも二人の人質が殺されたりした中、いったいなんなの??と。

注 1
産経新聞 2015.1.12
安倍首相が中東歴訪 対テロで「積極的平和外交」アピール
http://www.sankei.com/politics/news/150112/plt1501120009-n1.html


朝日新聞 2015年1月19日
「悲劇繰り返させない」首相、ホロコースト記念館で演説
http://www.asahi.com/articles/ASH1M5JHSH1MUTFK00L.html

今、だんだんと、ひも解かれてきたその奥が我々にも読めるようになった。仮説みたいだった内容がにわかに信憑性をおびてきた。
勉強してみようと下記の記事を読んだ。


どんどん和尚のブログ 2015/2/23(月)
http://blogs.yahoo.co.jp/jun777self/13680984.html

ISISはアメリカが作り、イスラエルが支援している。みんなバレバレでアメリカは戦争でドル防衛ってことですかねぇー。


(略)
イスラエル諜報機関モサドが、イラクやシリアで活動を行っているイスラム国(ISIS)のテロリストの訓練を行っている、とロシア大統領ウラジミール・プーチンの上級側近が非難していることをプレスTVが伝えている。


 Alexander Prokhanov氏がイラン国営放送局に対し、モサドはISISのリーダーに「スパイ活動」に関する情報を伝授し、さらにイスラエル軍の顧問は同テロリスト集団を他の方法で支援していると話しているのだ。
プーチンの側近であるProkhanov氏は、ISISは中東における米国の政策による副産物であるとし、




ISIS(イスラム国)のTOP
アル= バグダーディー 

米国が、イスラムのTOP、アル= バグダーディーをアメリカの監獄から2009年に釈放したって、知ってた?)




「ISISはアメリカ合衆国が作り上げたツールです。
彼らはヨーロッパに対し、もしアメリカが介入しなければ、ISISがヨーロッパに被害を出すぞと伝えようとしているのです」と話し、
しかし本当のところは、イランとロシアこそがISISテロの主なターゲットであると付け加えている。


「ISISはほんの数日前、チェチェンでロシアに対する最初のテロ攻撃を開始しています」と話し、ISISのイデオロジーは、中東のイランや他の一部のイスラム系国家のイスラム教とはまったくの無関係であることを強調した。


 Prokhanov氏はまた、アメリカおよびイスラエルは、ISISのようなテロリスト組織の支援に関しては、一つであり、同類であるとも述べている。


ほら視てごらん、ISISのテロリストたちが乗っている車をTOYOTAって書いてあるだろう。これから武器輸出で大儲けだよ、お互いに笑いが止まらないニャー。公明党さん原発輸出、武器輸出に賛成してくれて有り難うね。これからもよろしくね。

自民党献金トヨタ自動車5140万円で、トヨタ自動車はISISテロリストのお気に入りのようである。


● 新井信介氏が 2月12日、ニューヨークタイムズの風刺画を解説
【新井信介:2015年2月メッセージ】(2015年2月22日収録)
https://www.youtube.com/watch?v=LkXwPGWTKI4


こういう記事読むと納得がいきます。
だって全然違うことがたてつづけてあっという間に起こって、ぐちゃぐちゃになって、ウクライナ問題もアメリカ抜きで、欧州とロシアの停戦があったと思うと、そのすぐ後にすぐドンパチが始り、アメリカがなんか言っちゃって首つっこんでいる。そしてもうウクライナとステート オブ イスラームの問題と毎日入り組んで、ごちゃまぜ状態にニュースは配信されてくるし、かく乱されそうです。
武器は送るとか、なんとかも言っている。そのことの少し前に日本はイスラエルで対ステート オブ イスラームの莫大な資金援助を申し出たわけです。上記の記事を読めばいろいろなジグソー パズルのパーツがはまってきます。こういうニュースから日本人は目をふさがれているに違いありません。
かくかくしかじか、日本の国民は愚弄されているわけです。
自分たちの払った税金がマスコミの莫大な広報と接待費につかわれ、税金をはらった自分たちが、マスコミの綺麗事ニュースと、人情に訴えるニュースにまどわされて、事実と真実から目をふさがれている。これはとても危険な状態と言わざるをえません。
武器商人の映画から始まって、ここまできました。もう確信犯と言っていいと思います。

政府広報予算83億円に メディアが食らう“毒まんじゅう
日刊ゲンダイ 2015年2月22日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157416/1


フジテレビの日枝会長(右)とゴルフを楽しむ安倍首相 (C)日刊ゲンダイ


 広告収入減が叫ばれて久しい大マスコミにすれば、涙がちょちょ切れるほどの感激だろう。現在、国会で審議中の15年度予算案で、安倍政権が「政府広報予算」をドンと弾んでいるのだ。なるほど、大手メディアは暴走政権にシッポを振るわけだ。

 15年度の政府広報予算案は83億400万円。
前年度の65億300万円から18億100万円アップと、3割近く跳ね上がっている。


(略)安倍政権の発足以来、政府広報予算は猛烈な勢いで増え続けている。


 野田政権時代の12年度に40億6900万円だった予算額が、
安倍政権に代わった13年度には43億9900万円に増加。
さらに消費税率を引き上げた14年度は「消費税への国民の理解を深めるため」(政府広報室)として一気に約48%アップ、約20億円を積み増した。
15年度予算案ではとうとう80億円台を突破し、安倍政権下で政府広報に費やす税金は2倍に膨らむことになる。


■安倍政権の露骨なメディア懐柔策

(略)
安倍政権以前の過去20年をさかのぼっても、政府広報予算が前年度から10億円以上も増えたことは一度もない。安倍首相とメディア幹部との頻繁な会食やグリーン歓談が問題視される中、政府広報予算の倍増はロコツなメディア懐柔策としか思えないのだ。


(略)
カネで言論を買うような政権の姿勢に抗議し、“政府広報は一切、拒否する”というメディアが現れてしかるべきなのに、どの社も唯々諾々と広報予算を受け取っているわけです。
大メディアがカネの力で政権批判を控えているのなら、権力のチェック機能を放棄したも同然です」(元NHK政治部記者で評論家の川崎泰資氏)


 腐敗した大メディアを通じて、世論もどんどんおかしくなっていく。暴走首相がますますツケ上がる悪循環である。

文芸ジャンキー・パラダイス  2014.4.9
日本のメディアは権力中枢と距離を置け
http://kajipon.com/kt/peace-k.html


(略)
まったく、日本のメディア経営者の安倍氏とのズブズブっぷりは目にあまる。保守系の読売・産経だけじゃなく、朝日・毎日だって安倍氏と会食している。欧米のマスコミは暗黙の了解として、メディア経営者は現職の首相・大統領とは接触を控えている。権力との癒着に繋がったり、国民の信頼を損なう恐れがあるからだ。また、複数の欧米諸国では、読売新聞=日テレ、朝日新聞=テレ朝のように、新聞社と放送局が系列となるクロスオーナーシップ」を禁止・制限する制度が設けられている。なぜなら、新聞社とテレビ局が同系列だと互いに批判できなくなるからだ。情報のチェックだって甘くなる。


政府が公表している「首相動静」から判明した、昨年一年間の安倍氏とメディア関係者の会食は、分かっているだけでこんなにある→
(朝日と毎日は右翼から“左翼メディア”と敵視されているけど、裏では安倍氏と会食。あえて赤字で表示。読売は青字)

1月7日 読売新聞・渡辺恒雄会長/丸の内パレスホテル東京内「和田倉」
1月8日 産経・清原会長、熊坂社長/赤坂ANAホテル内日本料理「雲海」
1月10日 報道関係者 赤坂の日本料理店
2月7日 朝日新聞木村伊量社長/帝国ホテル内中国料理店「北京」
2月14日 産経新聞・清原武彦会長/芝公園のホテル内中国料理「陽明殿」
2月15日 共同通信・石川聡社長/白金台の日本料理店「壺中庵」
3月8日 日経新聞・喜多恒雄社長/帝国ホテル内フランス料理店「レ・セゾン」
3月13日 報道関係者/赤坂の会員制クラブ
3月15日 フジテレビ・日枝久会長/芝公園のフランス料理「レストランクレッセント」
3月22日 テレ朝早河洋社長/首相公邸
3月28日 毎日新聞朝比奈豊社長/ホテル椿山荘東京内日本料理「錦水」
4月4日 朝日蘇我政治部長時事通信田崎解説委員、読売・小田解説委員長ら/山王パークタワー内中国料理「溜池山王 聘珍樓」
4月5日 日本テレビ・大久保好男社長/帝国ホテル内宴会場「楠」
5月7日 時事通信西沢社長、田崎史郎解説員ら/東京・丸の内パレスホテル東京内日本料理店「和田倉」
5月8日 読売新聞・渡辺恒雄会長、大久保好男日テレ社長ら/公邸
5月10日 タレント・みのもんた氏ら/公邸
5月14日 中日新聞小出宣昭社長、東京新聞長谷川幸洋論説副主幹/東京・西麻布のフランス料理店「彩季」
5月16日 ジャーナリスト・田原総一朗氏/公邸
6月12日 報道各社の論説委員/東京・赤坂の中国料理店「赤坂璃宮
6月20日 福井新聞・吉田真士社長、河北新報・一力雅彦社長、信濃毎日・小坂壮太郎社長、静岡新聞・大石剛社長、京都新聞・白石方一会長兼社長/東京・虎ノ門ホテルオークラ中国料理店「桃花林」
6月25日 ジャーナリスト桜井よしこ/公邸
7月1日 読売新聞飯塚恵子論説委員ら/東京・飯田橋ホテルグランドパレス内の日本料理店「千代田」
7月22日 朝日木村伊量社長、時事通信 加藤清隆解説委員、ジャーナリスト後藤謙次氏ら/東京・永田町の日本料理店「黒沢」
7月24日 船橋洋一朝日新聞主筆ら(昼食)/公邸
7月24日 報道関係者ら(夕食)/東京・永田町の赤坂エクセルホテル東急レストラン「赤坂ジパング
8月2日 月刊誌WiLLの花田紀凱編集長ら/公邸
8月16日 日枝久フジテレビ会長/富士河口湖町のゴルフ場「富士桜カントリー倶楽部」バーベキュー
8月18日 日枝久フジテレビ会長/山中湖村のホテルマウント宴会場「メヌエット
8月20日 日枝久フジテレビ会長/富士吉田市のゴルフ場「富士桜カントリークラブ
8月22日 福山正喜共同通信社長ら報道関係者/赤坂の会員制クラブ「アークヒルズクラブ
9月10日 読売新聞・渡辺恒雄会長報道関係者/丸の内のパレスホテル東京内日本料理店「和田倉」
9月12日 報道関係者/赤坂の中国料理店「赤坂飯店」
9月14日 政治ジャーナリスト・末延吉正氏ら/山梨県鳴沢村の「鳴沢ゴルフ倶楽部」
10月12日 作詞家・秋元康氏/秋元氏邸で昼食
10月17日 元担当記者/東京・永田町の赤坂エクセルホテル東急内のレストラン「赤坂ジパング
10月23日 BS朝日のインタビュー/東京都渋谷区本町の焼肉店「カレア」
※11月8日 安倍氏と思想的に近い百田尚樹氏、長谷川三千子氏ら4名がNHK経営委員に就任決定。
11月13日 石井直・電通社長見城徹幻冬舎社長/公邸
※11月26日 秘密保護法・衆院強行採決
11月27日 俳優・津川雅彦氏/イタリア料理店「ICONIC」
12月2日 読売新聞・渡辺恒雄会長ら/日本料理店「和田倉」
12月6日 秘密保護法・参院強行採決
12月16日 田崎史郎 時事通信解説委員、島田敏NHK解説委員、山田孝男 毎日新聞専門編集委員、曽我豪 朝日新聞政治部長ら/東京・永田町の中国料理店「溜池山王 聘珍樓」
12月26日 靖国神社参拝。夜、東京・赤坂のANAホテル内の日本料理店「雲海」で報道各社の政治部長らと2時間以上にわたって会食。
※2014年1月25日 安倍氏と親密な籾井勝人(もみい かつと)氏が「NHK会長」に就任。


会食の回数は42回。渡辺恒雄氏と頻繁に会っていることからも、読売グループが全力で安倍氏を支えているのが分かる(読売は積極的に原発を推進)。こんな状況でメディアが権力を監視できるのか。


安倍応援団の金美玲氏が関西の“たかじん”番組で「(オバマが)白人だったら、あのレベルの政治家ではね、大統領に当選しなかった」(能力も無いのに黒人だから大統領になれた)と人種差別発言をしたのは、読売系列の番組で気が緩んだからか。靖国参拝の前に、NHK、朝日、毎日、時事通信の幹部を、参拝後に各紙政治部長を集めて食事しているのがストレートすぎて脱力…。産経の接待が殆どないのは事実上の自民機関誌だから調略の必要性がないのだろう。ちなみに安倍政権の官房機密費(使途非公開)は発足1年2カ月で約17億円。毎日400万円使った計算。


日本新聞協会は「あらゆる権力から独立したメディアの存在」によって国民の知る権利は保障されると“倫理綱領”を定めている。
日本の“報道の自由度”は下がる一方だ。2014年2月、国際NGO国境なき記者団」(本部パリ)が『世界報道の自由度ランキング2014』を発表。2010年にはトップクラスの11位であったのに、東電原発事故後に22位となり、2013年には53位、昨年末の秘密保護法の可決で59位まで下がった。これは台湾(50位)や韓国(57位)を下回り、主要先進国で唯一、評価基準「顕著な問題がある国」に振り分けられた。今秋、本格的に秘密保護法が適用され始めると、さらにランキングは急降下するかも…。日本のメディア関係者は危機感をもって欲しい!
(以下略)

「報道の自由度」ランキング後退の理由、前々からネットで言い尽くされたが、漸くYahooニュースでも取り上げられる!!

ネットでは下記の問題はかなり以前から大問題として取り扱われてきた。


1、「原子力ムラ」によって形成されたメディア体制の閉鎖性と記者クラブ
2、自社の記者を派遣しないで、買った記事を載せる「コンプライアンス・ジャーナリズム」の問題
3、特定秘密保護法の成立


こういう問題にふれない人々にもこの問題を問題として自覚してほしいと思う。


報道の自由度」ランキング、日本はなぜ61位に後退したのか? 日本大学大学院新聞学研究科教授・福田充
THE PAGE 3月4日(水)17時29分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150304-00000004-wordleaf-pol


(略)
しかしながら、2011年の東日本大震災福島第一原発事故の発生の後、2012年のランキングでは22位に下落、2013年には53位、2014年には59位を記録した。そして今年2015年にはついに過去最低の61位までランキングを下げる結果となった。自由度を5段階に分けた3段階目の「顕著な問題」レベルに転落した状況である。

なぜ日本の順位は後退したのか?
 世界報道自由度ランキングのレポートでは、日本の順位が下がった理由を解説している。


ひとつは東日本大震災によって発生した福島第一原発事故に対する報道の問題である。例えば、福島第一原発事故に関する電力会社や「原子力ムラ」によって形成されたメディア体制の閉鎖性と、記者クラブによるフリーランス記者や外国メディアの排除の構造などが指摘されている。


 戦争やテロリズムの問題と同様に、大震災や原発事故などの危機が発生したときにも、その情報源が政府に集中することにより、「発表ジャーナリズム」という問題が発生する。政府が記者会見で発表した情報をそのまま鵜呑みにして報道する姿勢である。また、同様に戦場や被災地など危険な地域に自社の記者を派遣しないで、フリー・ジャーナリストに依存する「コンプライアンス・ジャーナリズム」の問題も重要である。メディアとしての企業コンプライアンスによって、危険な地域に自社の社員を派遣できないという状況から、危険な地域に入るのはフリー・ジャーナリストばかりになるという構造的問題である。


 このような日本のメディアの状況下で
一昨年に成立した特定秘密保護法の成立が日本の順位下落に拍車をかけた形である。
特定秘密保護法の成立により、戦争やテロリズムに関する特定秘密の存在が自由な報道の妨げになるという評価である。日本が置かれる国際状況や、日本国内の政治状況が大きく変化している現在こそ、日本のメディア、ジャーナリズムに自浄作用と改革が求められている。

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福田 充(ふくだ・みつる)
1969(昭和44)年生まれ。コロンビア大学客員研究員を経て、日本大学大学院新聞学研究科教授。博士(政治学)。東京大学大学院・博士課程単位取得退学。専門はテロや災害などメディアの危機管理。内閣官房等でテロ対策や危機管理関連の委員を歴任。著書に『メディアとテロリズム』 (新潮新書) 、『大震災とメディア〜東日本大震災の教訓』(北樹出版)などがある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150304-00000004-wordleaf-pol&p=2

コンピューターの技術が進み、あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」えぇ!?バーテンダーや犬のブリーダーもぉ?なんか殺風景だなー。

オックスフォード大学が認定。あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」
702業種を徹底調査してわかった。
週刊現代 2014年11月8日
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40925


コンピューターの技術革新がすざましい勢いで進み、これまで人間しか出来ないと思われていた仕事をロボットや機械がとって変わろうとしている。無人で走る車は今後世界中に広がる。タクシーやトラックの運転手は仕事がなくなる。
英オックスフォード大学のマイケル オズボーン准教授は近未来をこう予測する。


オズボーン氏の論文「雇用の未来」の中でコンピューターにかわられる確率の高い仕事として挙げられるものを記載。(左の表)

もう一つ、小川和也の「デジタル・ドリブン」を週刊現代の記事よりご紹介する。
人工知能やロボットが人間の仕事を奪うということは、「人間にしかできない新たな仕事を担うこと」への鼓舞でもある
『デジタルは人間を奪うのか』〜その現在進行形

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41181


『デジタルは人間を奪うのか』(講談社現代新書)は、複雑になる一途の人間とデジタルの関係を突き詰める必要にかられて生まれた。本書にはたくさんの未来の推察が含まれているが、こうしている間にそれはどんどん現実のものとなっていく。

膨大な情報の恩恵を受けながら、情報に溺れる。人工知能がヒトの脳を超え、ロボットが多くの仕事を奪う。あらゆるモノがネットとつながり、車は自動運転になる。デジタルは脳や肉体に接近し、そして融合する。それらは人間に夢を与える革新でありながら、新たなリスクの種でもある。仮想通貨や仮想国家が存在感を増し、現実と仮想の境界線を溶かす。デジタルは、人間、そしてこの世界の可能性を拡張し、同時に侵蝕してしまう力を持つ。


小川和也(おがわ・かずや)
アントレプレナー、デジタルマーケティングディレクター、著述家。慶応義塾大学法学部卒業後、大手損害保険会社勤務を経て、2004年グランドデザイン&カンパニー株式会社を創業、代表取締役社長に就任。西武文理大学特命教授。(中略)最新刊は人間に大きな恩恵をもたらす一方で不思議な違和感をも生むデジタルの不気味さといかに向き合うべきかを説いた『デジタルは人間を奪うのか』。(講談社現代新書

こんな近未来をデモストレートするかのようなダンスを紹介!!
歌の歌詞の内容だけとると、もっと甘く素敵なのだが。。。。。
WORLD ORDER "MACHINE CIVILIZATION"


wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/WORLD_ORDER
WORLD ORDER(ワールド・オーダー)は、日本のダンスパフォーマンスグループ、音楽グループ。同グループの楽曲「WORLD ORDER」、およびアルバム「WORLD ORDER」はWORLD ORDER (アルバム)を参照。専属契約はなくアルバムごとに音楽レーベルが異なる。


元格闘家・拓殖大学レスリング部監督・タレント・俳優・作家の須藤元気が、男性ダンサーと共に結成。
「スーツを着てメガネをかけて髪の毛をキッチリ固める」といったステレオタイプな日本人サラリーマンのビジュアルに「ロボットの様なダンス」というパフォーマンスが海外で高く評価され、日本国内では『笑っていいとも!』『中居正広の金曜日のスマたちへ』『情報プレゼンター とくダネ!』『SMAP×SMAP』などのテレビ番組への出演を契機に、知名度は一般層にまで拡大しつつある[1]。
2012年までにミュージックビデオ制作の為に東京、ニューヨーク、メキシコ、京都などで撮影が行なわれている。