今日本で起こっている反原連、安保法案への抗議デモを歴史の記録として出来た映画『首相官邸の前で』
311に始まって、今日本で起こっている反原連、それから安保法案への抗議デモ。普通の人間が大勢集まって抗議している現象は、歴史上希有な出来ごとだそうです。力強く美しい。マスコミはこの新しい社会現象についていけなかったのではないかと、映画『首相官邸の前で』の作者であり監督である小熊英二氏は言います。
この映画は、「特別な1日(ONA GIORNATA PARTICOLARE) に掲載されている蒔かれた種子:映画『首相官邸の前で』の記事から得た情報です。
「特別な1日(ONA GIORNATA PARTICOLARE) ]
読売系のNNN曰く、安倍首相が二度目の首相に就任してからの最低支持率を4か月連続で更新、
安保法案に加えて原発の再稼働、国民の過半が反対している事柄をまともな説明もなしに強行する内閣なんて存在価値があるのか、多くの人がそう思い始めているのではないでしょうか。(中略)
この映画は構想30分、スタッフ2人(笑)で始めたそうです。官邸前抗議をマスコミも当事者もさっぱり記録しようとしていないことに、かねてから業を煮やしていたそうで(笑)
。。とSPYBOYさん!
また、作者の映像にする動機にもふれてくださってます。
「特別な1日(ONA GIORNATA PARTICOLARE) ]
昨年 小熊氏がメキシコで授業をした際 学生にYouTubeの画像を見せたら『全然知らなかった』、『日本でこんなすごいことがあったのか』という反応があったそうです。そこで映像にすればもっと伝わるのではないかと思ったのが映画を作る直接の切っ掛けだそうです。映画には英語字幕が付いています。
小熊氏によると『官邸前抗議はNYのウォール街占拠や70年安保より大規模で、香港の雨傘革命や60年安保より成果をあげた』と言っています。抗議に100回以上参加しているボクも、『それは少し大げさだろ』と、映画を見る前は思ってました。
ドキュメンタリー『首相官邸の前で』
映画『首相官邸の前で』公式サイト - Tell the Prime Minister
私( 小熊英二)は、この出来事を記録したいと思った。
この映画の主役は、映っている人びとすべてだ。その人びとは、性別も世代も、地位も国籍も、出身地も志向もばらばらだ。そうした人びとが、一つの場につどう姿は、稀有のことであると同時に、力強く、美しいと思った。歴史家である私がいまやるべきことは、これを記録し、後世に残すことだと思った。...全文を読む
(中略)見た後で、隣の人と、率直な感想を話しあってほしい。
映画に意味を与えるのは観客であり、その集合体としての社会である。
そこから、あなたにとって、また社会にとって、新しいことが生まれるはずだ。
小熊英二
渋谷アップリンクにて
公開初日の9月2日(水)ゲスト決定!
2015年9月2日(水)
【上映】20:00〜21:50 【アフタートーク】21:50〜22:40
ゲスト:SEALDs(奥田愛基・梅田美奈)&小熊英二監督
2015年9月16日(水)
【上映】20:00〜21:50 【ディスカッション】21:50〜22:40
小熊英二監督がディスカッションに参加します。
2015年9月30日(水)
【上映】20:00〜21:50 【ディスカッション】21:50〜22:40
小熊英二監督がディスカッションに参加します。
チケットの購入はこちら
料金一般¥1,800 / 学生¥1,100 / 高校生以下¥800 / シニア¥1,100 / UPLINK会員¥1,000
彼(小熊英二)は2013年にも官邸前抗議を取り上げた本を出しています。
原発を止める人びと 3・11から官邸前まで