鈴木宗男さんは、刑務所から懲役囚にとって貴重品の靴下を地震や津波の被災者に送る

不定期連載】鈴木宗男×佐藤優 獄中往復書簡「ムネオ・チャンネル!!」第9回 [2011年04月18日]
http://wpb.shueisha.co.jp/2011/04/18/3940/

(上略)...鈴木宗男さんは、獄中から自分が行なった支援についてこう記す。

新党大地も各地で募金活動を始めている。ラジオから、福島から避難してきている那須町で役場の人が「靴下が足りない」と言っていたので、私も使っていない靴下五足を宅下げし、事務所に沢山集めて送るよう指示した。...(中略)
「宅下げ」とは、刑務所から自宅に物品を送ることをいう。刑務所の暖房はあまり効いていない。また、懲役囚にとって靴下は貴重品だ。
鈴木宗男さんは自分は寒さを我慢して、地震津波の被災者に靴下をはいてもらおうと思っているのだ。

政治家にとって重要なのは、普通の国民の気持ちを理解することだ。鈴木宗男さんは獄中で、「今の俺にはこれくらいの貢献しかできない。国策捜査に巻き込まれなければ、政治の力で被災地の復興のためにもっともっと貢献できた」と悔しがっていることだろう。(文/佐藤優)

これを読んでなんとも思わない人は人間をやめたひとだ。人間をやめたひと...とは、目に見えない心を無視して、目に見えるターゲットだけを追いかける二本足の動物だ。(Mapple)