シリコンバレーをカリフォルニアから取りはずして一つの州にすることで投資を活発にする「六つのカリフォルニア分割案」

カレイドスコープ Mon.2014.01.13
アメリカの民営化を象徴するカリフォルニア6分割案 より転載させていただきました。\
http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2568.html


(略)
「六つのカリフォルニア分割案」は、グローバリズム市場原理主義から出てきたものです。
シリコンバレー専門に投資を続けてきたティム・ドレイパー氏の「カリフォルニア6分割案」は、結局、シリコンバレーをカリフォルニアから取りはずして一つの州にすることで投資を活発にすることを提案しているのです。

もし、これが現実となれば、シリコンバレー州行政府は、実質、マイクロソフトインテル、グーグルなどが運営し、さらに海外から投資を呼び込む政策を取るでしょう。
これによって、シリコンバレー州政府は、高効率の行政機能を持った「1%」のための王国に生まれ変わるのです。
これが、アメリカの各州で進められている「行政の民営化」で、国家の「株式会社化」へのプロセスに当たるものです。

もし、本当にシリコンバレ―州政府ができることがあれば、それをモデルケースとして、未来都市のような産業集積型の小さな州が全米に誕生するでしょう。

切り捨てられるのは、うまでもなく貧困層中流層です。
彼らの何割かは国によって餓死させられる、という悲惨な運命をたどるかもしれません。
残念ながら、これは想像を超えて現実となりつつあるのが今のアメリカなのです。(略)

http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2568.html

この案は税率をどうするかも関わってくると思います。
シリコンバレーで働く人々の税金をどうするか。
企業の税金は当然下がるでしょう。
消費税がどうなるか?

東のセントラルバレーのストックトンなどは町が破綻して、警官を雇うお金がなくほぼ無法地帯の地区が広がっています。西部開拓時代のようにガンをもつものが我が物顔にふるまっているとか。もちろん、不動産の価値は暴落。

シリコンバレーが一番気候がいいので、どんなに税金が高く、消費税も9%をこえても人々が住むのはこの気候がおおきな理由という人は多いです。
ここは一つの州として独立したら、この気候の恩恵をうけるのは一部の人だけかもしれません。
人々はこういう傾向をひしひしと体で感じていると思います。
友人も、ひとり、二人、三人とだんだん他の州に移って行っています。
もうここでは暮らせない。こんなにローンと税金においかけられる人生より、ゆっくりとお金になやまないで暮らしたいというのがほとんどの理由です。
我が家も近い将来引っ越します。

かくかくしかじか、アメリカはじわじわとグローバリズム市場原理主義に浸食されつつあります。