TPP:「ギロチンに首差し出すな」「米国の交渉力は非常に強い。」と 自民の細田幹事長代行。自民党でも骨ある政治家がいる!

時事ドットコム 2013/01/07
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201301/2013010700443&g=pol
「ギロチンに首差し出すな」=自民・細田 


自民党細田博之幹事長代行は7日のBS朝日の番組で、同党の高市早苗政調会長が環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に柔軟姿勢を示したことに関し、
「例外なき関税障壁撤廃を前提とした交渉では到底対応できない。あらかじめギロチンに首を差し出すようなことはすべきではない」と述べ、関税撤廃の例外品目を確保できないままでの参加に否定的な考えを強調した。 

 細田氏は「米国の交渉力は非常に強い。繊維も鉄鋼も半導体も自動車交渉も全部、米国の優勢勝ちだ」と指摘。「(交渉では)防衛関係もあり、譲歩を迫られ、政治的に苦境に立たざるを得なくなる」と語った。

細田 博之(ほそだ ひろゆき、1944年(昭和19年)4月5日 – )
Wikipediaより http://ja.wikipedia.org/wiki/細田博之


島根県松江市出身。東京教育大学附属駒場高等学校(現筑波大附属駒場高等学校)、東京大学法学部卒業。1967年、東大法学部を卒業し通商産業省に入省。同期には日産自動車副会長の伊佐山建志、井出亜夫など。
入省後は産業政策局物価対策課長などを務め、1986年に退官。父・細田吉蔵議員秘書を経て、1990年の衆議院選挙に島根県全県区から立候補し、竹下登に次ぐ2位で初当選。


科学技術 第1次小泉改造内閣で科学技術政策担当大臣に就任し、内閣府総合科学技術会議を主宰した。
細田北朝鮮を巡る核開発についても分析を行い、その見識に驚いたアメリカ合衆国国家安全保障会議アジア部上級部長マイケル・グリーンはノート持参で細田の解説を聴きに通ったという。その際、グリーンに同席した駐日アメリカ大使ハワード・H・ベーカー・ジュニアは、細田のことを政治家ではなく原子力工学の専門家だと思っていたという[1]。なお細田は以前は北朝鮮への経済制裁に慎重な立場を取っていたが、北朝鮮問題に関わる中で後に賛成に転じている。


沖縄対策 第1次小泉改造内閣では科学技術政策の他、沖縄及び北方対策担当大臣を兼任し、 その経験から稲嶺恵一や沖縄問題の研究者とも交流がある。
また内閣官房長官就任後、
米軍基地再編問題に対し下記案(国防総省では「細田私案」と呼称)を提示した。
-1万4000人をグアムに移転させ沖縄駐留アメリカ兵の大幅削減
-沖縄中南部の基地返還によるアメリカ軍基地の整理統合
-那覇空港第二滑走路建設による沖縄の経済振興


食品安全 米国産牛肉輸入再開問題では、内閣官房長官として外務大臣町村信孝と連携し、通商代表部、国務省ホワイトハウス国家安全保障会議を相手に交渉を続けた。その際には、科学的データに基づく説得をアメリカに対し繰り返した。交渉相手である国務長官コンドリーザ・ライス細田を「He is so smart.」(彼はものすごく頭がいい)と評している[1]。


福田康夫の数少ない側近であり、福田からの評価も高い。福田が内閣官房長官を務めた際は、細田内閣官房副長官としてコンビを組んだ