「バスに乗り遅れるな!」は、第二次世界大戦 日独伊三国同盟への参加を煽ったときのフレーズ=推進派は、時代錯誤!! / 三橋貴明の本音


「バスに乗り遅れるな!」の言葉に乗せられて第二次世界大戦に参入した過去を持つ日本。あの時、一握りの企業と、一部の官僚と、利権者が、マスコミと軍部の力を利用して泥沼の戦争に突入した。日本国民と国家を守るために何をすべきかという観点から、つねに検討研究を行うことをすっかりすてて、国家としての良心を失った日本は軍部とマスコミに牛耳られるまま敗戦に追い込まれる。こうして日本はすべてを失った。
あれから66年たって再度同じことを繰り返す。同じ「バスに乗り遅れるな!」というキャッチフレーズをマスコミに言わせて日本国民と国家を泥沼にいざなうわけだ。誰がするのか.....各自で考えよう。この同じ失敗を食い止められるのはひとりひとりの心にあるのではないかと思う。次世代により良いものを残したいという心.....ではないか?(Mapple)


新世紀のビッグブラザー三橋貴明
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11068194012.html

転載

  • TPP絶対阻止!国会大包囲!国民行動

....略
TPP推進派が、
「バスに乗り遅れるな!」
「日本の農業は世界に打って出るべきだ!」
 などと精神論を振りかざすのは、気持ちが悪くて仕方がありません。なぜならば、戦前に国民を戦争に煽り立てた新聞や軍部の論調と全く同じだからです。(ちなみに「バスに乗り遅れるな」は、日独伊三国同盟への参加を煽ったときのフレーズ)


 本音で書くと、
「時代錯誤なんだよ、お前ら(推進派)。主張するなら、精神論やイメージ論ではなく、数字と事実で語れよ!」
 てなもんです。

 またまた、今や「偏向新聞」と呼んだ方が相応しくなってしまった産経新聞のミスリード記事。


『離党辞さず TPP交渉参加問題で慎重派代表の山田氏

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111103/stt11110322530000-n1.htm
 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加問題で、民主党内の慎重派の急先(せん)鋒(ぽう)である山田正彦農林水産相は3日のテレビ番組で離党も辞さない考えを示した。12日のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が迫る中、交渉参加方針の野田佳彦首相を牽制する狙いがある。もっとも、同調者はいまのところ少ないうえ、山田氏本人も離党には消極的だったため、首相や党執行部を追い詰めるまでにはいっていない。(坂本一之)
 「私自身も覚悟しています」
 山田氏はBS朝日の番組で、こう決意を示した。番組収録後には、記者団から交渉参加方針の政府や党執行部側と妥協が成立するか問われると、「ありません」とまで言い切った。
 もともと山田氏は自由貿易には賛成で、TPPについては「ルールの実態が分からない」との理由で首相に判断の先送りを求めてきた。それが「TPPを慎重に考える会」の会長に就くと、党内の慎重派の頭目のようになった。民主、社民、国民新3党の議員200人近くが交渉参加反対の署名に応じたとしている。
 山田氏に離党届を預けた若手議員もいる。党内には「山田氏は慎重派に囲まれるうちに徐々に柔軟に動けなくなった」と同情的にみる議員もいる。
 もっとも、毎日開催される「慎重に考える会」には多くても50人程度しか集まらない。「選挙区の農業団体から圧力をかけられて反対のポーズをとるだけの議員もいる」(民主党若手議員)ためで、メディアの前で積極的に訴えるのは一部の議員というのが現状だ。
 このため山田氏としても、否定的だった「離党カード」までちらつかせざるを得ないというのが実情だ。』


 何と言うか、言葉の使い方にいちいち「悪意」が感じられる記事です。(同調者はいまのところ少ない、慎重派の頭目、柔軟に動けなくなった、反対のポーズをとる、などなど)


 上記の「山田氏がTPP反対派に祭り上げられ、引くに引けなくなってしまった」という論調は、完全に「ウソ」です。なぜならば、わたくしは今年の3月3日(「TPPを慎重に考える会」結成直後)に山田元農相とO社のTPPイベントでご一緒したことがあるのですが、その時点から熱烈な反TPP派だったためです。正直、当時からわたくしなどよりもはるかに猛烈に、真剣に、TPPに反対していらっしゃいました。


 産経は山田氏に「引くに引けない、気の毒な人」という印象を与え、慎重派の勢いを削ぎたいのでしょうが、恥ずかしくないのでしょうか? 本ブログのユーザーにも、産経新聞の記者が沢山いるでしょう。あなた方、自分たちが「社会の木鐸」であると、あるいは日本国家の「言論の自由」の守り手であると、日本国民に対して断言できますか?

【Stop TPP!! 国民的巨大デモ!? 11/5(土)13:30~15:00有楽町イトシア前で中野剛志氏ほか街頭演説。15:30日比谷公園でデモ出発。霞が関財務省→官邸前等 主催「TPPを考える国民会議」】

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http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20111103

転載
TPP参加に積極的な仙谷由人前原誠司が、「反対派議員の切り崩し宣言」と思われるような、次のようなことを言い始めているらしい。ここまでくれば、賛成か反対かというTPP論議がどうとかいう問題ではなく、国民目線を失った植民地政権そのものの思想的堕落の問題と言うしかない。

中略
....僕は、先月、ベトナムに旅行したが、その時、戦争記念博物館(?)を見学して、ベトナム戦争とは、たしかに東西対立、米ソ対立、米中対立の代理戦争と言う側面もあったけれども、もう一つの側面、つまりベトナムの民族独立戦争でもあったという事実を思い知らされた。その意味で、今の民主党政権は、つまり「小沢一郎排除」の上で構築された「米国の傀儡政権」であると言わざるをえない。民主党だけではなく、官僚やマスコミ等、日本のエスタブリッシュメント階層全体が、今や、米国の植民地支配の手先に成り下がっていると言わざるをえない。

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