アメリカ再生の切り札が、唯一TPP。太平洋諸国を餌食に経済侵略=対米従属派は、そのおこぼれを懐に入れて満足する不条理な日本人 (本澤二郎の「日本の風景」)


「ジャーナリスト同盟」通信 2011年10月12日
本澤二郎の「日本の風景」(892)
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/51919092.html

転載
略...対米従属派の震源地である霞が関の官僚たちは、いうまでもなくTPP推進派だが、一皮むくと、この問題は一枚岩ではない。農林官僚や医療・福祉の官僚らは推進派ではない。資本の論理の通用しない分野だ。経済官僚のように率先して推進派にはなれない。
 しかし、外務・財務・経済産業の主流官僚は、いうまでもなく対米従属派の牙城として、TPP推進派の先頭に立っている。それこそ彼らの天下り先の財閥と一体である。


 霞が関と財閥の連携の先には、金で容易に動くマスコミが控えている。公共放送のはずのNHKでさえも、会長は財閥出身者である。いまや偏向報道の一番手を走っていると見られるようになっている。


 松下政経塾内閣の頼みの綱は、霞が関とマスコミということになる。だが、そんなマスコミに対しての市民の目線は変化している。覚醒してきているのだ。不買・不払い運動に拍車をかけることになろう。真実を報道しないマスコミは、世論誘導するマスコミは、いずれ民衆から排除される運命にもある。


<ワシントンの野望>
 なぜワシントンはTPPなのか。莫大な軍事費で財政は破綻している。金の卵の震源地・ウォール街は、一端は崩壊、血税で救済されたものの、人々が覚醒して1%富豪に向かって挑戦を開始している。


 かくしてアメリカ再生の切り札が、唯一TPPなのだ。アメリカン資本主義が、再び花開くという経済侵略論なのである。ズバリ太平洋諸国の資産や産物を餌食にできる策略だと、筆者の目には映る。


 ワシントンが必死になる理由が、その証拠ではないだろうか。アメリカに好都合のよい経済政策は、他の参加国にとってマイナスということになる。パイは一定である。小学生でもわかる理屈だろう。


 対米従属派の致命的な欠点は、肝心要の日本・日本人の生活を第一に考えていないことである。ワシントンを優先し、そのおこぼれを懐に入れて満足する不条理な日本人である。....以下略
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/51919092.html

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