「メルマガ・日本一新」「日本一新運動」の原点(9) 臨時増刊


これは抜粋部分で、是非、全文を「永田町漂流記」で読んでください。
平野貞夫の「永田町漂流記」
http://www.the-journal.jp/contents/hirano/

■岡田外務大臣発言の重大性!

 8月13日に朝日ニュースターの収録番組で、岡田外務大臣小沢一郎氏の民主党代表選出馬に関して「検察審査会の結果が出ていない段階で、『首相』になり、審査会が起訴相当、不起訴不当と結論を出すのは考え難い」と述べたと報道されている。


この岡田発言の意図するところは「検察審査会の結論が出ない段階で、民主党代表選に出馬(代表に選ばれれば『首相』となる)するのは避けるべきである」ということを、婉曲にいったものである。


岡田外務大臣の、政治家としての見識や判断に幼児性があることは斯界ではよく知られていることであり、些末なことに驚くには値しないが、
この度の発言は、立法・行政・司法という三権分立を定めた憲法の基本原則さえも知らない何よりもの証拠となる。


憲法を遵守する立場では、本来三権は緊張関係にあるもので、特に司法権との関係でいえば、最高裁の最終判断が決定するまでの間は「推定無罪」とするのが、庶民であってもイロハのイである。


従って、それを知らなかったとすれば、それは庶民以下の存在でしかなく、国政の要職を務めるには不適である。

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 検察審査会の結論と政治家の行動とはまったく別次元の問題である。
岡田氏の論理に従えば、
検察が仕組んで、首相にしたくない政治家を検察審査会で棚ざらしすれば阻止できることになる。
これは「検察ファッショ」として別の機会に論じたことから割愛する。


 小沢一郎の「政治とカネ」の本質は、麻生政権が検察を使って「小沢潰し」を図り、マスメディアが鐘と太鼓でそれを煽りつづけ、かつ、検察審査会で棚ざらしにしたものであり、それはとりもなおさず、岡田外相の思惑どおりの展開となっているが、如何・・・・。


平野貞夫の「永田町漂流記」
http://www.the-journal.jp/contents/hirano/
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