フロリダで山火事、約3万2千4百平方キロを焼き尽くす

Mapple2006-05-10

消火にあたるヘリコプター
Tuesday, May 09, 2006

4月21日から始まったフロリダの山火事というか野火。未だに燃え続けている。燃えた述べ面積は8000エーカー(約32,376平方キロ)5月9日までに70%は鎮火されたもののまだまだ火勢をコントロールできるにいたってないと専門家は言う。

道路には火事の煙と霧で視界がきかず10件以上の交通事故が発生して5月8日には車の衝突で2人死亡し、バスの乗客19人が怪我をした。9日にも4人が亡くなった。鎮火にあたる消防士2人が軽症を負った。
雨が少し降って消防士たちの努力にすこしでも助けになったが、全部鎮火させるだけの量ではなかった。せっかくのお湿りも日の光と風邪で乾いてしまいそうだ。ヘリコプターも動員して今鎮火作業にあたっているが、風の向きがかわれば、すごいスピードで更に広がる危険性もありどうなることかたいへん心配な状態で関係者は空とにらめっこをしている。

ブッシュ大統領とフロリダのブッシュ知事兄弟は、住民にたばこの火の後始末に、また火を使う時には細心の注意を払うように呼びかけた。小さな一つの火種から州全体に広がるような危険性のある気候であることを再確認するようにと。

家から立ち退きを指示されていた1000人の住民の一部は5月8日には戻ることができた。3軒は焼けてしまったが、皆の努力で915軒は火事から免れることができた。非難していた人は「私の家は森のすぐ脇にある。火が森を舐め尽しながら迫ってきて近くのゴルフ場に逃げて振返ると、真っ黒な灰が家に向かって降りかかってきた。」とその時の恐ろしさを語っていた。
待避命令を拒否して家に留まった人もいる。妻と猫は友人の家に逃げたが夫は「家を失うわけにはいけない。ほんとうに危険になったら逃げる」ということで留まったそうだ。
The Associated Press contributed to this report.
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