* マリリン・モンローとケネディー元大統領

Mapple2006-04-25







写真:スクリーンを離れたマリリン・モンローのかわいい笑顔
(C)GLOBE PHOTOS

マリリン・モンローの特集をテレビでやっていた。モンローの親友はまだ健在でインタビューにこたえてくれた。彼女の話によると、ジョン F.ケネディー元大統領と付き合っていたのはほんとうだったということ。彼はモンローの一人住まいの自宅にしばしばたずねてきたし、モンローは政治の話をきくのが好きだったとか。そして彼女の言によるとモンローは大統領との結婚を夢みていたという。
ケネディー大統領のお誕生日大パーティーにモンローがやってきて歌を歌った。これは実写が残っている。かなり遅れて舞台に到着し、あのモンロー風歌い方で有名な「ハッピー バースデイ ミスター プレジデント」を歌った。

Happy Birthday To You....
Happy Birthday To You....
Happy Birthday...ときて..ミスター プレジデント
と歌った時には会場から大喝采が起こった。

でもこの番組によると、この日以来ケネディー大統領はモンローから去ったそうである。この大統領にはあまりにも女性関係が多く、これ以上スキャンダルにならないように別れたというのが定説だそうだ。

そのすぐ後つきあったのが弟のロバート ケネディー。モンローが亡くなる最後の日にロバート ケネディーの事務所に8回も電話をかけていたことが記録に残っている。
モンローは亡くなる数時間前、親友に電話をかけて、「睡眠薬がたりないからもってきて」と言ったそうだ。夜中のことである。彼女は「今日はつかれているから行けない」と答えたが、その後モンローは睡眠薬を多量に飲んで亡くなってしまった。

ケネディー大統領はシカゴのマフィアにイリノイ州の票集めを依頼したが、大統領に見事当選し就任すると、マフィアとの約束を反故にしたという。そのことがこじれて暗殺という説も根強く残っている。ロバート ケネディーも後に暗殺されたが、これもその流れであろうという人々がけっこういる。
政界とマフィア、マフィアとハリウッド、そういう想定のもとでモンローの死も他殺説がいまだにあるが、警察の検証もところどころ黒いマジックで塗りつぶされている。

この番組も結論は言わずに終わったが「大統領」という職が「天職」というか、あこがれの地位であった時代、映画俳優も銀幕のスターだった時代に起きた一連の出来事であるし、三者とももうこの世にはいない。今となってはすべてが薮の中ということか。

昔は小学生に何になりたいかと聞くと「大統領」と答える生徒が多かったそうだが、つい1ー2年前のことだが、友人の子供が「将来大統領になりたい」とクラスで言ったら学校中のニュースになったとか。それほど大統領というのは今や魅力ではなくなったようだ。ブッシュ大統領もその地位を地に落とした大統領の一人だとしたら、彼はアメリカの民主化に大いに貢献した...などといったら皮肉がきつすぎるだろうか?