アカデミー賞の、映像効果賞は「キング コング」?「ナルニア國物語」?

Mapple2006-01-10


写真: 「キング・コング」Ann (Naomi Watts) and Kong (performed by Andy Serkis) in Universal Pictures' King Kong - 2005


キング・コング」「バットマン・ビギンズ」「チャーリーとチョコレート工場」「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」「宇宙戦争」。この中から3つの作品が選ばれるとのこと。

キング・コング」これはすばらしい出来であった。擬人化したキング コングではなく、自然のジャイアンツ ゴリラの動きでリアリティーを出しながら、心が出ている。恐竜も巨大な昆虫も妙にリアリティーがあって、リバイバルの映画同士ということで「宇宙戦争」と比べたら勝てるのではないか...。
戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディも魅力を出した。「21グラム」のナオミ・ワッツはたいへんキュートで、朝焼けに向かって座っているキングコングに「ビューティフル」という言葉を手で胸をたたいて伝えるあたり、感動するものがあった。

ハリー・ポッターと炎のゴブレット」は今までのうちで一番出来が良いという評価が強く、根強いファンに支えられている。

ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」これも原本の映画化としては良くできているが、「 ロード・オブ・リング」の映像効果とくらべられると、少しインパクトは弱いかもしれない。

バットマン・ビギンズ」は ケン渡辺がでているのでどうしても応援したくなってしまうが、ケン渡辺始め、忍者の戦いのシーンは実に見事だったと思う。

一位:「キング・コング
二位:「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
三位:「バットマン・ビギンズ

..と書くとハリー・ポッターのファンからおこられそうであるが、独断でいうとこういう順位を付けたい。
映画の醍醐味は、小説でも出せない、舞台で役者の演技だけでもだせない、映像効果にあるというのが持論である。そういう意味で「映像効果賞」は映画作りの腕の見せ所なのではあるまいか。