[問題と正面から向き合っていない」「国際的な認識として問題は東京ではなく福島だ」とIOC総会集中砲火。

ブエノスアイレス東京五輪招致委員会の記者会見。6つの質問のうち4つは福島原発放射能汚染水漏れに関するものだったそうだ。当然だ。当然の質問と反応だ。心ある日本人も前々からずっとそう思っている。
日本のマスコミはなぜこの質問をしないのか?
なぜ政府の対応に、東電の逃げ腰に「答えになっていない。」と追求しないのだろう。
大マスコミは原発おかかえ広報機関といわれても反論できないだろう。


五輪招致委・竹田理事長の“放射能隠し”に海外メディア非難集中【政治・経済】

日刊ゲンダイ 2013年9月5日 掲載
http://gendai.net/articles/view/syakai/144382


「答えになっていない」
“模範解答”をシドロモドロ…

/(C)日刊ゲンダイ
<IOC総会前に東京が記者会見>



 まさに集中砲火だった。2020年の夏季五輪の開催地を決めるIOC総会が開催されるブエノスアイレス東京五輪招致委員会が現地4日、記者会見を開いた。6つの質問のうち4つは福島原発放射能汚染水漏れに関するもの。事態の深刻さからすれば当然だが、竹田恒和理事長の答えは不安を増幅させるだけだった。

「東京の食品、水、空気は安全で全く問題ない。政府が責任を持って解決する」「放射線量はパリ、ロンドンなどと同じレベルだ」
 とひたすら用意してきた「安全」の答弁を繰り返すだけ。

 これに対してメディアからは、
「答えになっていない。問題と正面から向き合っていない」「一番大事なことを説明していない。国際的な認識として問題は東京ではなく福島だ」

 などと厳しい評価。しかも竹田理事長は、記者の質問が出るまで放射能問題に触れなかったことで「隠している」との印象さえ持たれた。