原子力の世界は誰ひとりとして責任を取らない異常な世界は認めるべきでない。


小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ 要約 より
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/06/07/iwakami-jun7/
6月7日 岩上安身氏による小出裕章氏インタビュー
2011年6月7日

録画

110607小出裕章助教インタビュー1/2 (11分46秒)
http://www.ustream.tv/recorded/15220732

110607小出裕章助教インタビュー2/2 (68分38秒)
http://www.ustream.tv/recorded/15220874

要約
...(上略)

  • (政府は3月12日の時点でメルトダウンを知りながら隠していた可能性が高い。多くの人に被曝を強いることになった。なぜか?)

日本の国は原発では事故は起きないしメルトダウンはありえないと言い続けていた。できる限り認めたくないという動機がある。事故が小さくあってほしいという願望もある。騙してでもパニックを回避したいと考えたのだろう。


普通の人は年間1ミリシーベルトしか被曝しないことに法律で決まっている。ところが絶対起きないと豪語していた事故が起き、その基準を守ることができなくなった。すると、非常事態だから20ミリシーベルトまでは我慢させるとなった。が実際にはそれをも超えて被曝している人が沢山いる状況。事故直後に状況をきちんと知らせれば必要な処置が可能だったが、しなかった。そういう政府だ。どこかで責任をとらせたい。

  • (先日参院の委員会で発言された。政府がとるべき責任についてどう考える?)

原子力の世界では何があっても責任を絶対とらない。誰ひとりとして責任を取らない世界。


JCOの臨界事故では二人の労働者が悲惨な死を強いられたが、責任は労働者に押し付けられた。
美浜の発電所で蒸気の配管が破れて5人が悲惨な死を遂げたが、関西電力は誰も責任をとらなかった。


今回も実際に福島で事故が起きた。運転許可を与えた原子力安全委員会の人を刑務所に入れるべき。
誰も責任をとらない異常な世界は認めるべきでない。
福島第一原発の運転継続を認めた首相がまだ生きていれば、刑務所に入れるべき。...(下略)