汚染地の農業を支えるため『この食品は60歳以上』と表示するなど、大人が食べて「今なすべきことは子供を守ること」・・・小出裕章先生

毎日jp 5月15
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20110515ddlk26040315000c.html
講演:脱原発、京大・小出裕章さん「生き物と放射線、相いれない」
 /京都  ◇低線量でも被ばくのリスク


 京都大原子炉実験所助教原子核工学)の小出裕章さんが14日、京都市左京区百万遍知恩寺瑞林院で講演した。市民団体「まちカフェ京都」が「原子力ってホントにいるの」と題して主催。定員を超える約150人が集まり、「脱原発」の必要を語り合った。【太田裕之】

(中略)

赤ん坊の放射線感受性は成人の4倍と指摘して「今なすべきことは子供を守ること」と強調。
子供の屋外活動制限基準の年間20ミリシーベルトについて「私は許せない。戦時中のような疎開の必要性を真剣に考えている」と語った。(中略)


小出さんは「被ばくで大丈夫・安全との説明は間違っている。我慢しなければいけない状況ということ」と回答。


一方で「汚染地の農業を支えるため、大人が食べればいい。『この食品は60歳以上』と表示するなど、子供には汚染の低いものだけを食べさせる仕組みを作らねばならない」と提案した。


 小出さんはまた、原発以外の発電設備能力や最大電力需要量のデータを基に「私たちが決断すれば全原発を即刻やめても困らない」と話し、
「福島の事故後になお国内で二十数基の原発が動き、それを国民が支持することに絶望しかけている」とも吐露。参加者から「定期点検に入った原発に運転再開を許さない運動もある」などと励ます声も上がった。

原子力発電所を継続させるのも、やめるのも、国民一人ひとりの問題だということ。また、小出先生のような科学者を「困ったときの‘小出‘頼み」にして使い捨てにしてしまうのではなく、大切にサポートし、感謝をし、跡に続いてくれる若い後継者を排出させなければならない。そういう若者がでてくれるか、そうでないかは、国民一人ひとりの決意にかかっている。小出先生から学んだことを無にしないという決意だ。将来、またこういう原発事故がおきた場合、小出先生たちが出てこられるかどうかはわからないのだから・・・・今きっちりさせないと又事故はおきるだろう。それでも原発は安全という原発利権者の言うことを聞いて、放射能汚染国家・日本になり、子供たちは病気に苦しみ、日本人のDNAは壊され、漸く気づいて「原発反対」といってももう遅いのだ。(Mapple)