[原発]私もシニア決死隊の一人です 小出裕章


小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ 2011年5月10日 (転載)
http://hiroakikoide.wordpress.com/

2011年5月10日(火)午後、ジャーナリストの岩上安身氏が京大原子炉実験所にて小出裕章氏にインタビューし、その模様が生中継されました。中継が途切れがちだったため不完全ですが、取り急ぎお知らせします。

動画

※ 後日、完全版が公開されるはずですが、いまのところ途切れたものだけが公開されています。

http://www.ustream.tv/recorded/14602600
http://www.ustream.tv/recorded/14602854
http://www.ustream.tv/recorded/14603074

要約
....(中略)


・(どうしても被曝する人が出るということがポイント。福島原発暴発阻止行動プロジェクト(シニア決死隊)ということで山田恭暉さんという人が同志を募っている。

[http://d.hatena.ne.jp/Mapple/20110507:title=原発危機に命をかけて立ち上がった60歳以上の「シニア決死隊」

若い人に被曝をさせないという趣旨。先日インタビューをした。2時間ほど話を聞いたが、反響が大きかった。
これを統合本部の会見で東電にぶつけた。

東電は一蹴したが、細野氏は検討すると言った。
東電は渋々検討するとなった。

山田氏は、合理的に考えたら経験のある技術者の自分たちが行くべきだと淡々と語った。
後の世代を生かすために行くと言った。どう感じるか?)
(小出裕章氏)もその一員だ。60人の志願者の中に入っている。


・(それは頼もしい。でも心配。複雑。どうして志願を?)
(小出裕章氏)も60を過ぎていて放射線感受性は低い。
私には原子力に携わってきた人間として責任はある。
推進してはいないが責任はあると思う。事故収束にむけて自分にできることがあれば、したい。


・(政府は検討すると言うが、実現可能性は?)意気込みがあっても役立たない可能性はある。たとえば私の職場で事故が起きたら、収束に役立つのは現場をよく知っている実験所の所員。外部の人が来たとしても、私から見ると「危険もあるし、役に立たないかもしれないから、結構です」となるだろう。
だから、福島の事故についても福島原発を知る人がいいだろうとは思う。ただ、被曝をさせるためだけに必要な作業というものはある。西成の労働者のことが報道されているが、そのように特別な能力がない人であっても出来る仕事はあり、そういうことであれば私も福島で役に立つかもしれない。ただ、一歩でもいい方向に向かうために私の力が使えるかと考えると、多分ないかもと思う。

・(副次効果が大きいのではないか。小出さん、山田さんが現地に入ったとき、目になり耳になるということになる。いま作業をしている人はみな匿名であり、現場の情報は出てこない。
旧ソ連チェルノブイリ事故のときでさえ、作業員の声はもっと外に出ていて、今の日本より開放的だったが、それでも閉鎖的と批判された。