福島の被災者2人も参加して、台湾で1万3000人超の原発廃止デモ

たんぽぽ舎 転送歓迎

  台湾の4都市で4月30日、福島第一原発事故を受け、原発
廃止を訴える大規模なデモや集会が行われ、合計1万3000人以上が参加した。台北には環境保護団体など100以上の市民団体の1万人以上が集まり、東日本大震災福島県の被災者2人も参加、発言した。

「福島の子どもたちには、故郷がこんなことになり
大人として申し訳ない。
皆さんは今の美しい台湾を
子どもに残せるよう行動して下さい。
私たちの犠牲を無駄にしないで」と訴えた。

  デモには、交流サイト「フェイスブック」などで集まった
若者や親子連れの姿も目立ち、社会全体に原発への不安が高まってきていることをうかがわせた。

  台湾では北部と南部の3カ所に計6基の原発が稼働中。北東部に2基が建設中。福島の事故を受けて来年の総統選でも争点となりそうで、野党民主進歩党は党員にデモへの参加を呼びかけた。