福島の子どもいじめ=戦後のGHQ原爆報道統制が生んだ「被爆者差別」と同じ=歴史は繰り返す

報道統制が「被爆者差別」を生み、被爆者はこれにも長く苦しむ。
放射能放射線に関する情報不足より、日本国民の間に「被爆者差別」が生まれた。日本放送協会は去年(2010) 原因を、GHQによる言論統制を受けた報道機関が、正しく原爆に関する報道を行わなかったためと分析した。65年もかかってやっとこさ分析結果が出た。そして一年もたたないうちに今回の福島の子どもいじめだ。
これはもう犯罪と言える。政府、関係官庁は情報の出し惜しみが刑事事件になる覚悟で最善の情報公開をするべきだ。
福島県から避難した子どもが「放射線がうつる」などといじめられた(当ブログ)

広島市への原子爆弾投下 Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E5%B3%B6%E5%B8%82%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%88%86%E5%BC%BE%E6%8A%95%E4%B8%8B
戦後のGHQによる原爆報道統制が日本国民の間に「被爆者差別」を生み、被爆者はこれにも長く苦しむことになった。
すなわち原爆、放射能放射線に関する情報不足より、日本国民の間に「被爆者差別」が生まれた。
戦後しばらくの間、新聞・雑誌などにおいても被爆者は「放射能をうつす存在」あるいは重い火傷の跡から「奇異の対象」などとして扱われることがあり、被爆者に対する偏見・差別は多くあった。

これらは被爆者の生活に深刻な影響を与えた。昭和30年代、例えば他の都道府県で就職の際、「広島出身」と申告すると「ピカ(原爆)を受けたのか?」と訊かれるのは常であり、被爆の事実を申告したら、仕事に就けないことが多くあった。このため少なからず被爆者は自身が被爆した事実を隠して暮らさざるを得なくなり、精神的に永く苦しめられることになった。原爆のことを「ピカドン」とも言うが、転じて「ピカ」は被爆者を示す差別語ともなっていた。

被爆者差別の存在やその実態については、従来、一部で問題とされていたのみで、広く公にされることはなかったが、
ついに2010年、日本放送協会は、その原因を、戦後のGHQによる言論統制を受けた報道機関が、正しく原爆に関する報道を行わなかったため、当時、日本国民の間で放射能放射線の知識が一般的でなかったことと相まり、国民の間に誤った認識が広く蔓延したためであると分析、過去に存在した被爆者差別とその実態について発表した。

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