平成の"棄民"を見捨てるな!南相馬からの報告 11/03/26



東京電力からは、誰も来ません。電話一本、有りません」。3月20日午後、南相馬市役所で再会した畏友の桜井勝延市長は、問わず語りに教えてくれました。
南相馬市は、東京電力関連の原発交付金原子力発電施設等立地地域特別交付金を1円も受けていない、即ち”飴(あめ)”とは無縁の街です。
市内の一部が、東京電力福島第1原子力発電所から30km圏内に位置する南相馬市の住民は今回、「屋内退避」を政府から命じられます。が、驚く勿(なか)れ、その指示は「報道」を通じて、市長も知ったのです。 政府から市役所に「連絡」が有ったのは地震発生から1週間後。人工股関節全置換術の手術で入院中の私がメールで官邸直通電話を伝え、彼が”直訴”して初めて、「反応」が有ったのです。「屋内退避」も”地域主権”で実行せよ、と捉えていたのでしょうか?

南相馬市から出るな。屋内退避を続けろ。物資も自己調達せよ」と”自助自律”の”鞭(むち)”を政府は打ち鳴らし、運送会社も”被爆(ひばく)”を怖れ、物資は何も届きません。
太平洋戦争時の硫黄島と同じ”棄民状態です。
新党日本/田中代表 http://www.nippon-dream.com/?p=3052#more-3052

南相馬市長の桜井勝延氏、国も東電も何の言葉もない。マスコミも東北の地元紙 2-3以外一切こない。BBC CNN NHKのみ電話取材。桜井市長の国に対する静かな、しかし深い不信と憤りを感じる。
インタビュアーの新党日本/田中代表の南相馬市支援を売名行為と批判する人がいるそうだが、どうしても言いたかったら、自分も南相馬市に足を入れ支援をしてからおっしゃったらいかがでしょうか? (Mapple)