福島第1原発:国内最悪「レベル5」

国際原子力事象評価尺度(INES) 文部科学省

http://www.mext.go.jp/a_menu/anzenkakuho/ines/kokusaihyoukasyakudo.htm


福島第1原発:国内最悪「レベル5」…1〜3号機 毎日新聞2011年3月18日19時03分 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110319k0000m040051000c.html?inb=yt

(転載)
 東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発の事故で、経済産業省原子力安全・保安院は18日、原子力施設事故の国際評価尺度(INES)で1〜3号機について、国内では最悪の5とする暫定評価の結果を発表した。5は79年の米スリーマイル島原発事故と同じレベル。

 INESは、国際原子力機関IAEA)が定めた世界共通の尺度で、0〜7までの8段階で評価する。今回の暫定評価の理由として、燃料棒が3%以上損傷していることや、外部に放射性物質を放出していることを挙げた。第1原発4号機と第2原発1、2、4号機はレベル3とした。史上最悪の原発事故と言われるチェルノブイリ事故(旧ソ連)はレベル7。国内では99年のJCOウラン燃料加工施設臨界事故がレベル4で最悪だったほか、福島第1原発1号機の事故について今月12日、保安院がレベル4と暫定評価していた。

 また、政府と東電は18日、地震津波で失われた、原子炉などを冷却するための外部電源の復旧に向けた電源ケーブルの敷設に着手。東電によると、1、2号機は19日朝、3、4号機は早ければ同日中に作業が完了する見通し。3号機にも自衛隊が高圧消防車で地上からの放水作業を実施したほか、東京消防庁も放水準備に入るなど、急務となっている冷却作業に各機関が参加した。17日に続けて準備していた陸自ヘリによる上空からの海水投下は18日は見送られた。