鳩山「方便」発言と「沈黙と従属」の狭間に


保坂展人のどこどこ日記 沖縄問題 / 2011年02月17日
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/2572f4b72a5f210e681581c07793218c


 鳩山由紀夫元総理が、「抑止力」という言葉は「方便」と言われればそうかもしれないと発言したことが大きな波紋を呼んだ。鳩山氏は、外務・防衛両省は新しい発想は受け入れない土壌があったのではとの質問に対して「本当に強くあった。私のようなアイデアは一笑に付されていた」と発言している。さらに、こうも語っている。


「(海兵隊は)沖縄にいることでパラダイスのような居心地の良さを感じている」「相手は沖縄というより米国だった。最初から私自身が乗り込んでいかなきゃいけなかった。これしかありえないという押し込んでいく努力が必要だった」

「今頃になって、あまりに言葉が軽い」とこの「鳩山発言」は大変に不評だが、本質的な構図を告白している点に注目したい。私たちが、予感していた通りに鳩山元総理は「県外移設」を真剣に考えていたが、外務・防衛両省の安保官僚と背後にいるアメリカに締めつけられて屈伏したという構図だ。
.........................................................................(中略)

 鳩山氏が語った言葉も軽いが、この問題を語らない人々の心はもっと軽いのではと思う日々だ。