米、日本に武器輸出規制の見直しを要求 「ウィキリークス」による外交文書


配信元:産経新聞 2010/12/01 13:45更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/469634/

米、日本に武器輸出規制の見直しを要求 米公電流出


 日米が共同開発しているミサイル防衛(MD)の海上配備型迎撃ミサイル(SM3ブロック2A)について、欧州への売却を可能とするため、
米政府が日本政府に武器輸出三原則の見直しを求めていたことが、
民間の内部告発ウェブサイト「ウィキリークス」が30日までに公開した昨年9月の米公電で分かった。


国務省は東京を含む関係各国の米大使館にあてた公電で、米国のMD戦略について「将来的には北大西洋条約機構NATO)軍や欧州の同盟国への売却も含めて可能性を探りたい」と説明。その上で「SM3ブロック2Aが、各地域のMDをネットワークで結ぶ地球規模のシステムの一部になれるか、日本政府の戦略的な決断に向けて協力したい」と指摘した。


 昨年10月の日米防衛相会談でゲーツ米国防長官が北沢俊美防衛相に輸出規制の緩和を求めるなど、米政府は日本の三原則緩和に期待感を示している。(共同)


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