11人の愚か者が1億3千万人の国民生活の足を引っ張る判断


Infoseek 内憂外患 2010年10月07日 09時00分
痴呆国家 田中良紹
http://opinion.infoseek.co.jp/article/1055


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 11人の愚か者が1億3千万人の国民生活の足を引っ張る判断をした。政治を裁く事の重みを知らない下衆(げす)の感覚によって、この国の政治は混乱させられ、世界に類例のない「痴呆国家」になろうとしている。


 検察審査会の議決を「市民目線」と評価したり、「小沢氏は議員辞職すべきか」と質問したり、小沢氏を国会に証人喚問すべきだなどと主張する馬鹿がこの国にはいる。
今回の容疑事実を知り、検察審査会の仕組みを知ったら、恐らく世界はその馬鹿馬鹿しさに驚くに違いない。
しかしその愚かさに気付こうとしないのだから「痴呆」と言うしかない。


 やはりこの国は驚くべき未熟政治国家である。
何故そうなるのか。
私は国民が全く「政治教育」を施されていないからではないかと考える。
子供の頃から教えられるのは、日本は民主主義で、三権分立であり、国会が国権の最高機関であるという建前の話だけである。
現実の政治がどのように動いていて、建前と現実との間にどのような乖離があるかなど絶対に教えてもらえない。


 建前しか教えられていないから、日本人は民主主義を「素晴らしい制度」だと思い込み、
その上で「反権力であることが民主主義」だとか、
「庶民感覚を大事にする事が民主主義」だとか、
とんでもない嘘を吹き込まれている。
国民が投票で選び出した政治権力は国民と一体の筈であり、
諸外国の謀略に打ち勝たなければならない政治家に
庶民感覚を求めても意味がない事を知ろうとはしない。


 その庶民は、政治にとって最も大事な権力闘争を「汚れた行為」と捉え、
物事を実現するために権力を集中させれば「反民主主義」と叫び、
民主主義のかけらもない官主主義の国を民主主義国だと信じ込む。
政治家を口を極めてののしるかと思えば、
まるで芸能人を見るかのようにあがめ奉る。
民主主義は衆愚政治紙一重だが、この国では官主主義が国民を愚かにしている。

 英国のチャーチル元首相に言わせれば
民主主義は「最悪の政治制度」であり、政治は人間の欲望がむき出しになる世界である。


そういう事をこの国では決して教えない。
学校は政治教育を忌避し、教える教師もいない。


国民に主権を発揮されては困る官僚にとって、政治教育がない事は何よりである。
国民が目覚めて本当の民主主義をうち立てられては困るからだ。

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