沖縄タイムス: [ 海兵隊の実戦部隊不要 民主党代表選 小沢氏が認識 ]


沖縄タイムス 2010年9月4日 09時19分
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-09-04_9844/


 【東京】民主党小沢一郎前幹事長は3日のテレビ朝日の番組で、沖縄に米海兵隊が駐留する必要性について「海兵隊の実戦部隊は要らない。米国も要らないと思うから引き揚げている」との認識を示した。


米軍普天間飛行場の危険性除去に関しては「現状のままで、できることは積極的にやるべきだ」と指摘。米側も同飛行場を固定化して継続使用することはできないとの見方を示した。


 小沢氏は米軍兵力の配置についても「米国の戦略も軍事技術の発達などによって、前線に大兵力を置く必要がないという判断だ。だから欧州からも引き揚げている」と持論を展開、最終的に海兵隊はグアムへ移転するとの見方に言及した。


 普天間移設に関する5月の日米合意については「国と国との合意だから尊重しなきゃいけない」としつつも、「沖縄の皆さんが反対している限り進まない」との認識を重ねて示した。


 さらに「うがった見方として米国は普天間をそのまま使うと考えているのでは、と心配する人もいるが、僕は米国はそこまで言い切れないと思う」との見方を表明。理由として「一度(返還を)約束して、県民の感情を逆なでする」ことを挙げた。


 対米関係については「同盟というのは従属ではない。国と国だから対等だ。対等である以上、自分の意見をどんどん言っていい。外務省主導の外交では駄目だ」と強調。仮に首相になった場合、「鳩山由紀夫前首相とも(政権交代後の)経過や(日米交渉の)話し合いの内容を十分聞いてやろうと思う」と述べた。


沖縄タイムス 2010年9月4日 09時19分
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-09-04_9844/


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