今年6/6は 「6−6−06」地獄の使いのナンバーは「#6」!?

Mapple2006-06-04

写真:映画「地獄の黙示録」 Apocalypse Now (1979)ポスター

ヨハネ黙示録に地獄の使者は「6」の数を持つとある。そこで、来る2006年6月6日(6-6-06)は「6」が3つ重なる日。この日に「地獄のパーティー 666」を企画したミシガン州の町。

June 3, 2006 Michigan (AP) -- デトロイトの西の小さな町。何もないところでユニークな市長が経営するおみやげやさんでは「666のT−シャツとマグカップを売っている。値段は6ドル66セント。訪問者は「地獄のお祝い/666」のカードがもらえる。
地獄の門の入り口は子供達の遊び場でコスチューム コンテストが行われる。門は2メートル半の高さで炎のデザイン。扉を閉じると悪魔の頭になる。
町の宿屋「the Dam Site Inn」のオーナーは「我々は悪魔を礼拝するようなオカルトをやろうというんじゃなくて、ただ、楽しむイベントをするだけです。」と語っていた。CNNニュースJune 3, 2006より抜粋

「6」の数について:ヨハネが夢の中で啓示を受けた中に「地獄の使いの獣がやってくるが「6」の数をもっている」とあるそうだ。
このヨハネの黙示録はコッポラの映画「地獄の黙示録」にも引用され、題名にもなったもので下記に簡単な説明を紹介する。

ヨハネの黙示録は)新約聖書の最期の書で、ゼベダイの子ヨハネに与えられた啓示が載せられています。
 黙示録とは、パトモス島に流刑にされた使徒ヨハネが、紀元95年頃に、教会の7つの支部にあてて書いた啓示の書です。ヨハネは世界の歴史、特に終わりの時の状態を見ることを許されています(1章1〜2節)。彼は主の日にパトモス島でこの啓示を受けていますが(1章9〜10節)、このパトモス島はエペソからそれほど離れていません。この啓示が与えられた正確な日時はまだ不明です。黙示録には、この世のすべての時代におけるキリストと人との関係が描写されています。特に、現代の人のために、キリストの再臨、人類の裁き、悪人の滅び、サタンが縛られる福千年、日の光栄の状態となる地球の事が詳細に記されています。
忍の聖書解読研究室 新約聖書日本聖書協会)より抜粋

米国、特にカリフォルニアではキリスト教離れの傾向が強いのでバイブルの教養は普段は必要ではないが、何かの折にこうしてバイブルの一般知識を知らないと分からない事が出てくる。
日本では「ヨハネの黙示録」と発音するが、これを英語にすると「ジョンの黙示録」となる。ヨハネなら歴史の重みも感じられ、敬虔なキリスト教の尊敬心も表現できているように感じられるのだが、「ジョン」と発音されると何か軽々しい。キリスト教の方々にはもうしわけないが、「ジョン」という名だと隣も親戚も「ジョン」だらけ。弟もジョン、クラスメートもジョン。酒飲みのジョン、迷惑駐車したジョン、おまけに犬にまでジョン....。

話は外れるが、コッポラのあの「地獄の黙示録」も原題はただの「黙示録/今」。つまり「(ジョンの)黙示録が今」というわけだったのだ。誰が訳したのかしらないが「地獄の黙示録」とはうまい訳だと改めて関心した。