鳥インフルエンザと、タミフル(Tamaflu)どちらが危険?

Mapple2005-11-30

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1918年に大流行したインフルエンザでは50万人の人が亡くなった。
鳥インフルエンザはそれに輪をかけて10倍の500万人の死亡者がでるのではないかとマスコミで騒がれている。これはマスコミが作り上げた誇張ではないかと2ー3日前のラジオで取り上げられた。

鳥インフルエンザが鳥から人間にうつったのは、人間が鳥に触ったケースだけとされている。鳥から鳥へはうつる。鳥に触った人間にはうつる。でも人間から他の人間にうつったケースはまだ出ていない。ところがマスコミは1918年の例を引き合いに出して今回はその10倍の死者がでるのではないかと警告を発している。

中国で鳥からうつされた患者が亡くなってしまったが、彼らはタミフル(Tamaflu)という注射を打ったそうだ。この注射は緊急用のもので、その安全性に疑いを持つ学者たちがいる。これを使った患者で効いて治った人々もいるが、これを打って亡くなった人もいるという。

現在、鳥インフルエンザに効く薬がまだ出来ていない以上、病院や関係機関ではマスコミの警告と予測に影響され、タミフル(Tamaflu)の薬を大量に買い込み保存しているとのこと。

鳥インフルエンザのウイルスが人から人にうつる性格に変化していくことは十分あり得るが、変化しない可能性もあり得る。
1967年に豚からうつるインフルエンザが騒がれ、多くの人が亡くなるとマスコミが警告したが、幸いにも大きな被害にならなかったケースがあった。それと同じことになるかもしれない。
この頃は予防注射に生きたウイルスを使っていた時代だったので、亡くなった方の多くはインフルエンザが死因ではなく、予防注射を打ったために亡くなったそうだ。

マスコミが騒ぐから、我も我もと予防注射をしたのではなかったのか?その結果、予防注射で亡くなってしまった。
マスコミはその後口を閉ざして何事もなかったことで忘れさられてきたのだが、今回も有益な警告になるか、または1967年のように、騒ぐだけ騒いで、あとは「だんまり」ということになるかもしれない。そのほうがいいし、そうなることを願うのだが、この騒ぎにあおられて、タミフル(Tamaflu)の注射が原因で亡くなるひとがでなければいいがという危惧が残る。

鳥インフルエンザのウイルスが既に人から人にうつっているということももちろん考えられるが、今のところはその証明は不十分のようだ。また、鳥インフルエンザタミフル(Tamaflu)が効くのかどうかも十分に証明はされていない。そればかりか、この注射の安全性も証明されてはいない。

マスコミの影響でタミフル(Tamaflu)が大量に保存され、既に使われているわけだが、それは患者がタミフル(Tamaflu)を打ってくれと要請すると打ってもらえるそうだ。その結果、鳥インフルエンザが原因で死亡したのか、タミフル(Tamaflu)の注射が原因で死亡したのかはっきりしなくなる。

1918年から比べたら格段に医学も進歩し、それぞれのインフルエンザに効く薬がつくられる時代になった。病気になったら、正しい薬と注射をつかっていくことが一番大切で、人から人にうつるウイルスに変化するにも、1ー2年はかかるはずでそれまでに正しい薬の開発もされるであろう。怖いからといってなにがなんでもいいから『鳥インフルエンザの注射(?)、タミフル(Tamaflu)』と思い込んで、打つことは考えてみる必要がありそうだ。

ちなみに、マスコミが鳥インフルエンザの危険を叫べば叫ぶだけ、タミフル(Tamaflu)の製薬会社は儲かり、株価が上がる。
そして、このタミフル(Tamaflu)の製薬会社の株を大量にもっている人は、現ブッシュ政権ラムズフェルド国防長官であるとのこと...。