浜岡原発に「想定外」は許されない!

2007年の新潟県中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発の時も、今回の東日本大震災福島第一原発の時も、「想定外」と言って逃げた。
元々浜岡原発安政東海地震(M8.4)を想定して地震対策を行ってきた。原発本体がM9.0の地震には対応した地震対策を取っていない。しかしM9.0の地震は今回起きた。原発裁判デモにおいても、東海地震を甘く見るな、原発震災は日本全体を深刻な危機に陥れると主張し続けてきた。その通りのことが福島原発で起こってしまった。もう「想定外」と言って逃げることはできない。即刻、浜岡原発は停止しなければならない。(Mapple)


(たんぽぽ舎 TMM:No1060 転送歓迎)

浜岡原発と心中はゴメンだ!浜岡原発無条件で即時停止を

 私たちは、最も危険な浜岡原発をせめて東海地震が過ぎ去るまで、停機することを求め国・県・中部電力に要求してきました。また原発裁判デモにおいても、東海地震を甘く見るな、原発震災は日本全体を深刻な危機に陥れると主張し続けてきました。その通りのことが福島原発で起こってしまったのです。
しかしこの間、国も中電も東海地震に余裕を持って耐えられると主張してきました。これ無視し、1・2号機の廃炉は決めたものの、他の3基は、東北地方太平洋沖地震M9.0を上回るかもしれない東海地震の襲来を承知しながら運転をし続けています。まさしく狂気の沙汰としか言いようがありません。

【もう騙されません】
中部電力は、12メートルのフェンスを作って津波を防ぐなどと言って説明してまわっているようですが、こんな姑息な手段で巨大東海地震を防ぐことなどできません。
地震という自然の力に対抗しようとしてもムダです。元々浜岡原発安政東海地震(M8.4)を想定して地震対策を行ってきたものです。今更フェンスを作ってみても原発本体がM9.0の地震には対応した地震対策を取っていないからです。

浜岡原発を全部止めても停電は起きません】
 昨年12月から1月にかけて、浜岡原発は全部止まっていました。しかし停電とはなりませんでした。電気が足りなくなると予想できるのは、真夏の8月、高校野球が行われる時だけです。ならばその時だけ、みんなで少し電気を節約すれば解決します。原発を不安を抱えたまま、危険をおかしてまで稼働させる理由は一つもありません。

原発に「想定外」は許されません】
 原発に限っては「想定外」と言って逃げ切ることはできません。原発事故は普通の事故とは違います。それが福島原発事故で証明されました。
(※編集部注:4月17日「浜岡原発を考える静岡ネットワーク」と東京からのバスツアー参加者計60人余で、御前崎市で配布したビラより転載)

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