衝撃 !! 石川知裕議員女性秘書「不意打ち10時間取調べ」の全貌《THE JOURNAL》のインタビュー


《THE JOURNAL》2011年2月 1日 19:18

  • 石川知裕議員女性秘書が語った「不意打ち10時間取調べ」の全貌

http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2011/02/post_730.html

 小沢一郎民主党元代表の政治資金管理団体陸山会」の政治資金収支報告書をめぐる事件で、石川知裕衆院議員の弁護側は1月27日、石川議員の女性秘書が受けた取調べの様子を証言するため、証人採用を求める書面を提出した。

 石川議員の女性秘書は昨年1月26日に突然検察庁から呼び出されて約10時間におよぶ聴取を受け、その様子を「週刊朝日」が報じたことで話題を読んだ。

 今回、その女性秘書が《THE JOURNAL》のインタビューに応じ、当時の取り調べの様子や証人となって訴えたいことなどを語った。
(構成・文責:《THE JOURNAL》編集部)


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──証人として立ちたいのはなぜですか?

  • 証人になって取調べの可視化に貢献したいからです。

違法な取調べの実態をみなさんに知ってもらいたい。秘書や家族を人質に取ることは絶対に良くないことです。証人採用されないのは、取調べの可視化が進んでしまうことを嫌がる検察の気持ちが大きく影響していると思います。


──検察側は「石川議員の起訴内容に直接関係ない」と意見書を提出したと報道されていますが

  • 「関係ない」ということに納得がいきません。

必要性も関連性もないのであれば、検察にとっても私にとっても、あの事情聴取は無駄な時間だったということなのでしょうか。
私は、事情聴取の後に片耳が聞こえなくなり、
仕事をする気力もなくなりました。
それでも検察から謝罪もなければ、検察週刊朝日に出した抗議文では「事情聴取は適正だった」と言いはられ、そんなことは絶対におかしいと思います。


──当時の状況を教えてください

  • 検事から呼び出されたので、資料を返してもらって30分ぐらいで帰れると思ったので、コートも着ずにランチバッグだけで気軽に検察庁に行ったら、10時間拘束されました。子どもの迎えも行かせてもらえず、電話もさせてもらえませんでした。

「弁護士に電話をさせてください。その権利はあるはずです」と言っても、「弁護士に何ができるんだ」と電話すらさせてくれませんでした。あの空間の中では、自分のあるべき権利を主張したところで認めてもらえません。やりとりをしている間に、私も「あれ、本当に電話する権利はないんじゃないか」とも思いました。弁護士に電話するにしても検事から「おまえが雇ったのか」「おまえが選任届を出したのか」と言われると、私個人は弁護士との契約書を結んでいませんので「電話しちゃいけないのかな」と段々と洗脳されてしまうんです。

17時を過ぎても帰してくれませんでした。


──事情聴取はどのようなものでしたか

  • 「監禁」という言葉がぴったり当てはまります。部屋からは出られませんし、トイレに行こうとすれば事務官がトイレの目の前まで付き添います。休憩を取るつもりでトイレに行っているのに、廊下で待たれてしまうと早く出ざるをえません。誰かとこっそり連絡を取っていると思われても困ります。とはいえ連絡を取ると言っても携帯は圏外なのでつながりません。帰りたくて涙が出てくるのに、検事からは「人生そんなに甘くない」と言われました。

イスの背もたれに背中がついても怒られました。その姿勢を強要されると次第に頭がもうろうとしてきます。「考えられないから休憩させてください」と言っても取り合ってくれません。
呪文のように「お話ししてください」と言われ続けると、判断が鈍くなり、「ああ、こうやって冤罪がつくられていくんだ」と目の前で冤罪がつくられる過程を体験したかのようでした。お腹がすいて早く帰りたくなり、「ハイと言えば楽になれるのかな」と思う気持ちがよくわかりました。


──なぜ10時間も我慢できたのですか?

  • 私は安田弁護士から、石川知裕議員が毎日10〜13時間事情聴取を受けているという記録を見せてもらったことがありました。私もせめてその時間を超えるまでは耐えなきゃいけないなと思っていたからだと思います。

また、30分間くらいの予定で出かけた人間が何時間も出てこないのですから、必ず弁護士か誰かが助けてくれるだろうと思っていました。でも誰も来ませんでした。検事には「弁護士に頼っても何もしてくれないことがわかっただろ」と言われました。こう言われると、たしかに自分が契約した弁護士じゃないし、やっぱり助けてくれないのかなと思ってしまうのです。

(中略)


──出てきた時間は何時ぐらいでしたか?

  • 23時ごろにようやく建物を出られました。1月26日ですから、今と同じような真冬でした。コートもなかったので外に出た瞬間に歯が"ガチガチガチ"と音を鳴らしました。最初に言ったとおり、30分で出られると思っていたのでタクシー代すら持っておらず、歩いて帰りました。

翌日はその弁護士さんも信じられなくて電話をとらず、検察からの電話も事務所からの電話も受けずに家に引きこもっていました。


──その後の取調べはどのようなものでしたか

  • 当時は事情聴取を拒否し続けたら、本当に逮捕されてしまいそうな雰囲気でした。

住民票の住所変更をしてないだけでも逮捕できてしまう世の中ですので、強硬に拒否するのではなく、きちんと弁護士を入れて事情聴取を受けることになりました。弁護士を選任して検察庁に出し、弁護士と一緒に検察庁に行き、入口で待ってもらうようにしました。
(中略)


──その取調べが、検察は現在では「石川議員の起訴内容に直接関係ない」と主張しています

  • ひどい取調べをした上に、それが必要なかったかのように言われることに憤りを覚えます。

議員秘書として経験があり、精神的にも強いと自覚している私でも、厳しい精神状態に追い詰められました。
一般の方があの様な空間に閉じこめられればもっと取り乱すと思います。不本意ながらも検察がつくった調書にサインして、殺風景な部屋から抜け出せるものだったら抜け出したいと思うでしょう。
だからこそ、取調べの可視化が必要なのではないでしょうか。
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どうか全文をお読みください
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2011/02/post_730.html


"その取調べが、検察は現在では「石川議員の起訴内容に直接関係ない」と主張しています"....どうしても納得できません。
検察は組織の保身のために限りなく"公務員職権濫用罪"に近い行為(又は そのもの)をしても責任を取らない。人間の良心ががあるなら、この方を証人として呼んでください。


検察は償いをしなければならない。"公務員職権濫用罪"(注)から回避できたとしても、(検察官も人の子) 人間として"人間の証明"をしなければならない時があるかもしれません。検察官さん、"けもの道"でなく、陽のあたる人生のど真ん中歩いてよ !! (Mapple)


(注) 公務員職権濫用罪
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E5%8B%99%E5%93%A1%E8%81%B7%E6%A8%A9%E6%BF%AB%E7%94%A8%E7%BD%AA

★特別公務員職権濫用罪(刑法194条)
 裁判、検察若しくは警察の職務を行う者又はこれらの職務を補助する者がその職権を濫用して、
 人を逮捕し、又は監禁したときは、6か月以上10年以下の懲役又は禁錮に処せられる。

阿修羅/ 投稿者 pochi 日時 2011 年 2 月 01 日 コメント#4 より抜粋
http://www.asyura2.com/11/senkyo106/msg/258.html