だまされて終わる普天間基地問題 天木直人

提供:天木直人のブログ 2010年07月07日
http://www.amakiblog.com/archives/2010/07/07/#001640
海兵隊のグアム移転経費のさらなる増額を求めていた。
米国は戦闘部隊のグアム移転を優先すると一方的に通報して来た。
海兵隊は抑止力であると信じ込んでいた日本がはしごを外されたということである。


政治家もメディアも参院選挙と消費税問題で明け暮れている時に、とんでもない事が官僚主導で進んでいる。

ゲーツ国防長官が6月中旬に日本政府に書簡を送り、海兵隊のグアム移転経費のさらなる増額を求めていた。


つまり沖縄県民の要求どおり米海兵隊をグアムに移転してやるから、その移転費をもっと負担しろと米国が要求し、日本がそれに応える、という形の決着である。

5月末の日米共同声明の交渉ですでに米側は------
声明に従って米国は戦闘部隊のグアム移転を優先すると一方的に通報して来たというわけだ。
驚くべきことは、日本側が米国の真意をまったく理解していないという事である。
海兵隊は抑止力であると信じ込んでいた日本がはしごを外されたということである。


どこまで言っても日本政府はおめでたい。
米国の真意を何もわからず、ただひたすらに日米同盟深化と叫んでいるのである。


くわしくは、 天木直人のブログ
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