現代という時代は,八百年続いた経済原理を第一とする時代から,人間原理を第一とする時代への大転換期であると==「青空学園だより」より


青空学園だより 2015-02-20 転換期の意味」を読ませて頂き、頭の中で不透明なもの、脇においておいたものがはっきりと繋がってきました。 ありがとうございます。
http://d.hatena.ne.jp/nankai/20150220


私のもやもやした焦燥感。ウクライナもしかり、ステート オブ イスラームイスラム国)もしかり。
昨今の様々な出来ごと、911911ショック、イラク戦争、アフガン戦争、リーマン ショック、アラブの春と呼ばれた何がなんだかよくわからない(民主化?????)デモ、イラク内乱、シリア内乱、ギリシャの経済破綻、ウクライナ内紛、ステート オブ イスラームイスラム国)の殺人、虐殺問題。


これらの出来ごとはある日突然起こったことばかり、「え!!なぜ?」という驚きの後、マスコミから解説が飛びこんでくる。これら、政府ご用達の解説者たちの解説にはあまり説得力はなかったと思う。
日本では福島原発の破綻、辺野古移転確定。そして、憲法の改悪へむけて、戦争出来る国になるべく、着々と水面下で法律を変えられていった。
日本の将来には絶望的なことが、あれよあれよと言う間に、短期間に進められてしまった。
おかしい、いったいこれは何なんだ。
テレビを見ても政府の応援をする意見がとても多く、はっきりと事実を言う人はつぎつぎとつぶされている。なんでだ。いったい何なんだ????これは。
ネットや出版物から真実はなにかというもの求める人が増え、その情報がネットで教えてもらえる。


私のようにのほほんとした人間でさえ「これはなにかおかしい」と思う。
「何が動機でこれらの紛争が起こり、どう収束されようとしているのか?」まったく合点がいかない。
「政治家のいうことはもう信じられない。」
日本でも政権交代が起こったが、官僚主導をかえようとした政治家の方々はことごとく法務省がつぶしていった。そして民主党はかつての自民以上に官僚の犬になってしまった。ぼろぼろになった民主党は自滅し、再び自民党が立った。安部政権。なぜこの政権がやっている危険きわまりない立法、発言、行動が大衆にうけいれられるのか? 一昔なら、何一つとっても国中からバッシングを受けるようなことばかりだが、なにかそういう国中の声が静かになってしまった。


それでも、この混沌とした中で、グローバルな拝金主義者たちが世界中の政治を牛耳っていることがうわさ話ではなく、現実の出来ごとであることがすこしづつ浸透してきたと思う。
いろいろな悪行がばればれになってきたとも言える。


歴史のなかで今はどういう位置になるのか、だれしもが知りたいところだ。
今日、「青空学園だより」の「転換期の意味」を読ませていただき、はっとすることがあった。
なるほどと思った。

青空学園だより 2015-02-20 転換期の意味
http://d.hatena.ne.jp/nankai/20150220


(抜粋)
私は,現代という時代は,八百年続いた経済原理を第一とする時代から,人間原理を第一とする時代への大転換期であるといってきた.それをさらに意味づけする一文に出会った.『人民新聞』の1540号で,歴史家(世界史、文明戦略)・東京大学名誉教授 板垣雄三さんが「欧米近代主義を根本から問い直す時期/テロを激化させる反テロ戦争」と題するインタビューで語っておられる.ぜひ一読を乞う.私は自分の問題意識と関係して次の三点に注目した.


■「イスラム国」が登場した背景について:イスラム国は、イラク戦争とシリア内戦を通して欧米が作り出し、育成した組織です。米国は、ヨルダンやトルコに秘密の軍事訓練基地を作り、イスラム国の兵士となる人員を訓練してきました。特にシリアの内戦では、欧米に加えてイスラエル、トルコ、サウジアラビアカタールをはじめとする湾岸イスラーム諸国が、資金を出し軍事訓練を施して反体制勢力を強化し、イスラーム原理主義組織を操ってきたのです。イスラム国は、その中から出てきた「お化け」です。


■日本が狙われた理由について:第2次安倍政権が、イスラエルとの関係を世界の中でも突出して強化したことが、最大の要因です。ムスリム市民が抱く日本のイメージは、広島・長崎とともに、イスラエルの占領地居座りを警告した二階堂進官房長官談話(1973年)、イスラーム世界との文明間対話を呼びかけた2001年の河野洋平外相イニシアチブなどです。ムスリム市民はとても親日的で、欧米とは違う日本に好印象を持っていました。安倍首相は、イスラエル旗を背負って「テロには屈しない」と表明したのですから、この姿は世界のムスリム市民の眼に、日本幻滅への決定的瞬間として焼き付いたに違いありません。


■私たちはどのような世界に生きているのかについて:このカオスとは、400年間続いてきた欧米中心の世界秩序が崩壊過程に入っている結果であり、危機を乗り越えるには、世界認識を根本から組み替え直す必要があります。…現代は、欧米中心主義にどっぷり漬かった世界が終わる苦悶の時代です。表層の対立を本物と錯覚してはなりません。(以下略)。。。


。。。この後に大切なことが書かれています。是非全文を下記をクリックしてお読みください。
http://d.hatena.ne.jp/nankai/20150220

「経済原理を第一とする時代から,人間原理を第一とする時代へ」と、既に突入しているのは沖縄かもしれませんね。民主主義もたいへんな犠牲の中からつかんでいるし、沖縄県に続け!!ですね。



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