イスラエル訪問団、マッケーン氏と安部首相の会合、人道支援、そして人質事件、魑魅魍魎の現実から、あの映画を思い出す。『ロード・オブ・ウォー』「史上最強の武器商人と呼ばれた男」

イスラエル訪問団、マッケーン氏と安部首相の会合、人道支援、そして人質事件、魑魅魍魎の現実から、あの映画を思い出しました。


ロード・オブ・ウォー』(Lord of War):複数の武器商人への取材を元に作られた、ノンフィクションに基づくフィクション映画


ロード・オブ・ウォー』(Lord of War): いわゆる「死の商人」をテーマとした2005年のアメリカ映画。複数の武器商人への取材を元に作られた、ノンフィクションに基づくフィクション映画である。副題は「史上最強の武器商人と呼ばれた男」。
モデルの一人は、ビクトル・ボウト。
ロシアの「死の商人」 ビクトル・ボウト被告に、ニューヨーク連邦地裁は禁錮25年、罰金1,500万ドル(約12億円)の判決を言い渡したのだそうです。
 これに対しロシア外務省が、判決は「根拠がなく偏ったものだ」と強く反発する声明を発表したのだそうです。ン? 国が商売に関与していたの?(遊爺雑記帳 2012-04-07より引用 ) http://blog.goo.ne.jp/yuujii_1946/e/3d97b3ce8817571e6e5636888452f361


監督 アンドリュー・ニコル
脚本 アンドリュー・ニコル
製作 ニコラス・ケイジ 他
出演者 ニコラス・ケイジ

公開 アメリカ合衆国の旗 2005年9月16日
日本の旗 2005年12月17日
http://ja.wikipedia.org/wiki/ロード・オブ・ウォー

ストーリー
Wikipediaより  http://ja.wikipedia.org/wiki/ロード・オブ・ウォー


本作は主人公ユーリ・オルロフが自分の過去を人に語る形で進行する。


ユーリ・オルロフはウクライナから、ユダヤ人を装ってアメリカに移民してきた4人家族の長男。
(中略)
ベルリンの兵器見本市では、関係を持とうとした著名な武器商人シメオン・ワイズから門前払いを受けてしまうが、1984年のレバノンベイルートで以後も関係を持つことになるアメリカ陸軍将校オリバー・サザンを賄賂で抱き込み、米軍が残していった山積みのM16を売却。それを皮切りに素質のあったユーリは弟と2人で世界中で様々な相手に銃器を販売したが、インターポールの捜査官ジャック・バレンタインに目をつけられ、付きまとわれるようになる。


その後、(略) 東西冷戦が終結し祖国ウクライナを支配していたソビエト連邦が崩壊したのだ。早速彼はウクライナで基地司令官をしている叔父のデミトリー・ヴォルコフ少将の元に向かい、兵器庫にあったAK-47やT-72[●]、Mi-24ヘリ等を外国に売買。取り締まりに来たバレンタイン捜査官の追及もかわすが、その2日後ワイズの申し出を断った叔父はユーリの目の前で、彼がプレゼントした車に仕掛けられた爆弾で死亡した。以後ユーリは紛争が続くアフリカ諸国を中心に活動、1995年のある日商用でリベリアモンロビアに立ち寄った彼は同国の大統領アンドレイ・バプティストから呼び出しを受ける。大統領は商魂逞しい彼を一目で気に入り、以降ユーリは専ら彼と取引するようになる。やがて彼の資産は膨れ上がり、数年で妻に教えていた嘘の年収額を越えた。
しかし、ジャック捜査官がユーリの妻に夫の本当の仕事を伝えると、両親を強盗に銃で殺された彼女はユーリに離婚を迫る。妻を愛していたユーリは武器取引から手を引くが、そんな彼の元にバプティストが現れ、武器の取引を持ちかける。

[●]AK-47やT-72
使用したものは全て本物だった為NATOへ映画の撮影であることを事前に通知した。撮影終了後はリベリアに売却される予定だという。



題名について
作中で、ユーリのことを「ロード・オブ・ウォー(Lord of war)」といったバプティスト大統領に対し、ユーリが訂正した「ウォー・ロード(War lord)」には、軍閥や司令官という意味がある。逆に、「ロード・オブ・ウォー」という言葉を直訳すると「戦争の支配者」となる。いくら戦争指導者といえども、ユーリのような武器・弾薬の供給者がいない限り、戦争することができないということであって、ここにはユーリのような存在こそが戦争を支配しているという思想がこめられていると思われる。


本作は原題と同じ題名で公開されたが、日本では「lord」(君主・王・支配者・酋長などの意。訳語として卿「きょう」と呼ぶこともある。)という単語にあまりなじみがないので原題の意味が分かりにくいとされ、複数の邦題候補が挙がっていた(日本語ではlとrの区別がないため、広報担当者も当初は道路の意を持つ「road」と勘違いしたほどである)。
結局、アメリカへの皮肉をこめた「アメリカン・ビジネス」に決定し、その邦題での広報なども実際に行っていたのだが、公開ギリギリのところで監督アンドリュー・ニコルから異議を唱えられた。ニコルによると、「別に、アメリカを批判するための映画ではない」「作品の意図が誤解される」ということである。実際、この映画の中でユーリが商っている兵器はAK(カラシニコフ突撃銃)をはじめ殆どロシア製であり、アメリカの兵器はM16、M60などが登場しただけである。現実世界でも、アメリカ製火器は高価で精密すぎるため、地域紛争が激しく政情不安定な貧しい国々ではメンテナンスの問題から普及していない。
その後の監督と日本サイドとの折衝により、原題での公開と「史上最強の武器商人といわれた男」という副題をつけることで合意した。[4]
以下に邦題の代表例を挙げる。
「ビジネス・オブ・アメリカ」
アメリカン・ビジネス」
アメリカン・ウォー・ビジネス」
アメリカン・WAR・ビジネス」
「武器商人ユーリ・オルロフ」
「戦場のビジネスマン」




この映画の中で印象に残った台詞
1、「最大の顧客は合衆国の大統領だ」


2、ニコラス・ケイジの妻役が彼と離婚する時の台詞:
妻;「なぜこんなことでお金をもうけるの?」
夫:「でも合法的にやってるよ。」
妻:「合法的かどうかの問題ではなく、(あなたがやっていることは)間違って(WRONG)いるのよ。]


こういうことが実際に映画に近い形で行われているのでしょうね。複数の武器商人への取材を元に作られた、ノンフィクションに基づくフィクション映画だし、モデルもいるし。
この映画はソ連崩壊直後、無政府状態の中でのウクライナの軍人も出てきます。
イスラム国もまだ完全に国の形体を為してないし、いろいろな人、様々なビジネスが暗躍しているのでしょうね。そして、映画では「最大の顧客は合衆国の大統領だ」と言っていましたが、この度最大の顧客はどの国々の誰々なのでしょうか????? あまり知りたくないけど。。。