深海未来都市「OCEAN SPIRAL(オーシャン スパイラル)」


2030〜50年には実現可能というOCEAN SPIRAL 深海未来都市。単純に素敵と言えない問題も(放射能に汚染された空気を使うのか?、戦争が海中に拡大しないか?、大金持ちしか行けないか?、又は貧乏人が深海に送り込まれ、労働させらるのか?等々)頭を横切りますが、黙って、黙って、ここまで来た科学とテクノロジーにシンプルに驚き、素直に「すごい!」と思うことにしました。



深海未来都市「OCEAN SPIRAL(オーシャン スパイラル)」の下層部分=清水建設提供



深海未来都市「OCEAN SPIRAL(オーシャン スパイラル)」の下層部分




清水建設の「OCEAN SPIRAL(オーシャン スパイラル)」

Newsphere 2014年11月29日
清水建設の“深海未来都市”プランが海外で話題 “日本の技術力なら可能…”
http://newsphere.jp/entertainment/20141129-1/


清水建設は25日、海底都市計画「深海未来都市構想OCEAN SPIRAL」を明らかにした。同社の広報担当は、「まだ青写真に過ぎないが、海底の居住空間を建設する技術を開発する目的だ」と発表している。海外メディアは“現代のアトランティス”と、この壮大な計画を評した。


◆「深海未来都市構想OCEAN SPIRAL」
 計画では、直径500mの「BLUE GARDEN」と呼ばれる球体構造物を水面近くに浮かべ、中にホテル、住宅、商業施設を建設する。最大5000人まで収容できるようになる予定だ。球体は樹脂コンクリート製のトラスと透明アクリル板で構成された透明の構造物となり、日光の恩恵を受けるため普段は水面近くに浮かぶことになるという。

 また居住空間は、悪天候地震など災害の影響を避けるため、最高で4kmほどの海中に沈むこともできる。

 球体からは15kmに及ぶらせん状の通路「INFRA SPIRAL」が建設され、3〜4m下につくられる研究所「EARTH FACTORY」へと続く。人、電気、水、酸素、海底の鉱物資源や生物資源などを供給・運搬することになる。海中の温度差、水圧差などを利用してのエネルギー、真水の生成も計画されている(清水建設HP)。
(以下略)\



球体型の居住区の一部は海面に顔を出し、連絡艇の接舷などが可能
球体型の居住区は透明アクリル板で覆われ、外洋を眺めることができる




球体型の居住区の内部







サメが『Hi !』なーーんて






俯瞰で見ると。。。。。。。。。。。。。。。。。Sunsetはさぞ綺麗でしょうね。

清水建設 ニュースリリース 2014年  2014.11.18
深海未来都市構想「OCEAN SPIRAL」を提案
〜深海が秘める無限の可能性を利用して地球再生〜
http://www.shimz.co.jp/news_release/2014/2014042.html


(略)
INFRA SPIRALは、直径600mの円弧を描くスパイラルで、7〜8回転してBLUE GARDENと水深3,000m〜4,000mの海底に築くEARTH FACTORYを結びます。構造物内の中空のスペースを利用して、人、電気、水、酸素、海底の鉱物資源や生物資源等を供給・運搬します。また、全長が15kmに達する螺旋には、海水温度差発電施設、養殖場用の深層水取得設備、海水淡水化設備、深海モニタリング施設、深海探査船の補給基地なども組み込みます。

EARTH FACTORYは、地球の資源開発工場です。外径1,500mのリング状の構造物を想定しており、工場内では海底メタン生成菌を利用して地上で排出されたCO2のメタンガスへの転換やレアメタルレアアース等の資源の持続的回収を行います。

当社は今後、OCEAN SPIRAL実現のため、技術的な開発課題を明らかにするとともに、2030年までに必要技術を確立することを目指し、産学連携プロジェクトや企業連携プロジェクトを創出して技術革新に取り組む考えです。最終的にはこうした研究開発やOCEAN SPIRALでの産業活動が、深海に関する「先端研究」を発展・進化させて「先端産業」の礎を築き、2030〜2050年頃にはこの未来都市が先端産業の集約拠点になるものと期待します。


OCEAN SPIRALに先立ち、清水建設より発表された「赤道直下の太平洋上に浮かぶ グリーンフロート構想」もご参考に