御嶽山の噴火を2013年±4年と予測された木村 政昭琉球大学名誉教授が、富士山の噴火を遅くても2019年までと予想

木村 政昭琉球大学名誉教授の推定方法は地道な調査の積み重ねと、広くて深い知識、柔軟な知力によるものだと思いました。御嶽山が噴火する前に起きていた群発地震が、富士山、その他の火山周辺で起きているそうです。こういう素晴らしい学者が日本にはいらっしゃるのですが、さて、政府、東京都庁、官僚はこういう知性についていけるのでしょうか? 2020年のオリンピックの前に富士山が噴火したらどうするか、真面目にシュミレーションしていらっしゃるのでしょうか?いえいえ、オリンピック云々より、そんなことより、なにより人命第一で考えていかないとなりません。危機管理は日本はまだまだあまいと危惧しております。最悪の状態を想定して対策をとっておかないと、御嶽山の二の舞、東日本の二の舞になりかねません。なんとしても犠牲者を出さない準備をしていただきたいと切に願います。


NEVERまとめ より
http://matome.naver.jp/odai/2141188771749323801


御嶽山が噴火する前に)飛騨地方で起きていた群発地震
気象庁発表の地震データによると、この「飛騨地方群発地震」はM2〜4級・震度1〜3の有感地震が5月3日だけで32回も発生し、その後は回数が減りながらも数日間発生していた。
出典3・11の前兆と酷似する「飛騨群発地震」がGW中に発生! - ライブドアニュース


東日本大震災以降に異変が起きた富士山麓
出典 www.netchaya.com


 富士山、北東麓の山梨県忍野村では過去10年間、震度1以上の有感地震は一度も起きていなかったが、同震災を境に有感地震が頻発するようになった。


 南東側の静岡県富士宮市では、同年9月、突然、大量の地下水が湧き出した。


2012年1月25日に起きた大規模噴気
「その3日後の28日早朝には、これまで地震が少なかった富士山北東約30?を震源にM5.5の強い地震が起き、それから2月初旬現在にかけて1時間おきの頻度で群発地震が起き続けています。


最近の研究では、富士山のマグマだまりは周辺地域にいくつも潜んでいるという見方が有力。この群発地震は富士山のマグマ活動が活発になり、噴火が避けられなくなった証拠でしょう」
出典 http://www.geocities.jp/beans8055/fujisan_funki.html
琉球大理学部名誉教授木村政昭氏の見解


箱根山群発地震と富士山の噴火
箱根山地震は富士山の活動の影響を受けている」、


箱根山はもちろん活火山のため群発地震はよくあり、それだけで噴火が近いと判断するのは早計かと思いますが、1カ月で1300回は少し多い。マグマは、南の三宅島の方から押してくるのですが、三宅島も三原山も既に噴火しているだけに箱根山が噴火しても不思議ではありません」
出典 宏観亭見聞録: 箱根山群発地震と富士山噴火
琉球大理学部名誉教授木村政昭氏の見解

。。。と、いうことです。
そして、木村政昭氏はホームページで推定方法を公開しております。

木村政昭氏による御嶽山の噴火時期の推定方法http://kimuramasaaki.sakura.ne.jp/site2/2014/10/02/1061/

今回の御嶽山の噴火について、以下の二枚の図を用いることで時期を予測出来ました。

1、御嶽山 ”噴火の目”
(通常は体に感じないM=0以上の地震をプロットしたもの)


2、御嶽山 ”噴火の目の時系列グラフ”
1984±30年=2014年±4年)


御嶽山の予測調査のように。富士山の噴火予想図も公開していらっしゃいます。
木村教授のホームページで図をご確認ください。

近年予想される大地震と富士山噴火予想図(固定表示)http://kimuramasaaki.sakura.ne.jp/site2/2014/08/16/1038/


木村政昭ホームページ
http://kimuramasaaki.sakura.ne.jp/site2/

御嶽山の噴火予測について
2014年9月27日、御嶽山で噴火が発生しました。

今後、HP上でも触れようと思いますが、マスコミ関係からの取材等もありますので、少し間があいてしまうかもしれません。

拙著東海地震関東大地震も起きない!』(宝島社、2013年刊)の109−110ページに、御嶽山の噴火を2013年±4年と予測しておりました。関心のある方はご一読願えるとありがたく思います。

東海地震関東大地震も起きない! ~地震予知はなぜ外れるのか
単行本 – 2013/2/20
木村 政昭 (著)


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政府は東海地震だけは予知できると言い切り、「今後30年以内にM8程度の東海地震が発生する確率は87%」と発言していますが、本当なのか――。


本書は、東日本大震災を予測した海洋地震学者が、なぜ政府機関の地震予知が外れるのかを、独自の解析手法をベースにわかりやすく解説します。コロンビア大学で学んだ著者によれば「東海地震も、三連動地震も、首都直下型地震も起きない。日本の地震予測は世界の研究よりもかなり遅れている!」とのこと。その理由を解き明かしながら、最新データから算出した、学界騒然の地震発生予測も公開。

09−110ページに、御嶽山の噴火を2013年±4年と予測していらっしゃいます。



プロフィール(木村 政昭)


(専門)海洋地質学

(所属学会)
アメリカ地球物理連合(AGU)、日本地質学会、日本地震学会、日本火山学会、沖縄地学会、沖縄考古学界 ほか。

1940年(昭和15年)11月6日、神奈川県横浜市生まれ。



(略歴)
1968年 東京大学大学院理学系研究科博士課程修了(理学博士)。
1970年 通産省工業技術院地質研究所・物理探査部勤務。後に海洋地質部配属。
1976〜77年 米コロンビア大学ラモント・ドハティ地球科学研究所で研究(総理府派遣)。
1977年 琉球大学勤務、海洋学科で教鞭を執る。
2006年 琉球大学名誉教授。
2006年 特定非営利活動法人海底遺跡研究会 理事長
2006年 沖縄スノーケリング協会副会長

(業績)
我が国政府刊行の海洋地質図第1号の作成担当。
地震と火山活動の相互関係を研究。
1986年伊豆大島三原山大噴火、1991年雲仙普賢岳大噴火、1995年兵庫県南部地震、2004年新潟中越地震等を事前予測し的中。
2007年太平洋学術会議で2011年東日本大地震の可能性を予測し公表した。

また、潜水調査船「しんかい2000」などで10年間にわたり潜水し、沖縄トラフの熱水鉱床発見等に貢献する。
1992年以降琉球列島の古地理復元・海底遺跡研究に努力し現在に至る。

(賞)
1982年度朝日学術奨励賞、1986年度沖縄研究奨励賞を受賞。

(主論文)
Kimura, M.: Major magmatic activity as a key to predicting large earthquakes along the Sagami Trough, Japan.  Nature,  Vol.260, No. 5547, pp. 131-133, 1976.

(主著)
『噴火と大地震』(東京大学出版会)、『地震地殻変動』(九州大学出版会)、1978年;『南海の邪馬台国』(1992)、1992年、『ムー大陸琉球にあった』(徳間書店)、1991年、 『新説ムー大陸沈没―沖縄海底遺跡はムー文明の遺産か?』(実業之日本社), 2006年、『大地震の前兆をとらえた!ー警戒すべき地域はどこか』(第三文明社)、2008年。

(趣味)
スクーバダイビング(全日本潜水連盟指導員)、空手・2段, 古武道(鹿島神流中伝)