ワイナリーで友人のご子息の結婚式。野外のお式と披露宴でした。



昔は結婚式によくご招待されましたが、年代が変わり、♪♪人生まっただ中♪♪の人々が入れ替わり、とんと結婚式はご無沙汰しておりました。お葬式が多くて悲しい、哀しい。♪♪♪♪♪人生たそがれ♪♪♪♪♪ それがこの度、夫の親友のご子息の結婚式にご招待いただき、昨日行ってまいりました。



向かって右側に花婿の親類、友人。バージンロードの左には花嫁側が座り、開始予定の5:30PMから約30分おしゃべりしながら待っていると、6時を少しまわってから、まずベストマンにエスコートされたブライド、メイドが入ってきました。若い綺麗な男女が入って来ると、会場は華やかになります。若さの集団の力はすごい。サンセット前の陽射しはとても強いのですが、若者たちの放つ活気あふれる輝きには負けるくらいです。
うわ、普通、5〜6人から12人ですが、今日はブライド、メイドが10人。皆美人です。ベストマンが8人なので、計20近いのです。一部、一人のベストマンが二人のブライド、メイドをエスコートしてました。

その後に花婿と、両親。そして花嫁と両親。花嫁がバージンロードに入ると、全員が起立してお迎えする。

野外のお式で、宗教色がなく牧師さまのかわりに公証人か、弁護士のような普通の人が式を進行させました。人生の先輩から結婚へのアドバイスが、花嫁の母親の親友によって詩のかたちで述べられました。
「苦難の時は必ずある。その時こそ助け合うこと。励まし合うこと。そして二人共通の夢をもつこと。。。」と。 
涙を拭う人があちこちに。私もじーんとなりました。最後に花嫁、花婿が皆の前で結婚のお誓いをして、公証人がカリフォルニア州によってこの結婚が認定されたことを宣言して拍手の中にお式を終えました。
広い芝生の一角でお式はとどこうりなく納められました。そばには広大なゴルフ場が広がり褐色の山々が夕日に照らされて背後に連なります。






この後、皆三々五々とレセプションの会場に移動しました。レセプションのお食事もやはり野外で、中央に新郎新婦とご両親、ベストマン、ブライド、メイドのひな壇が用意され、その前に板敷きの野外用ダンスフロアーが設置。それを囲むように、8人用のテーブルが30くらい、計250人くらいのゲストです。



テーブルにはまだ誰も座っていません。そこに行く途中に野外バーが二カ所。前菜のテーブルが2〜3カ所設置されていて、ウエイターもワインや一口パイやカナッペのお盆をもって、立ち話をしている私たちの間を回ってくれています。






まず白ワイン、シャルドネのグラスをとります。一口で虜、魅力的な味です。フルーティーで、少し甘め。日本人の口からすると、甘すぎるのかもしれませんが、楽しく味わいました。野外で、ガーリックの丸焼きや、牛肉の一口パイ、チーズをつまみながらいただくと甘さが気になりません。かえっておいしいのです。
その後、マティーニ。主人はメーカーズ マークのウイスキー オンザロック。その次はジェムソンズ アイリッシュ ウイスキー オンザロック。少し強いウイスキーだそうです。私はマンハッタン。なつかしかった。マンハッタンはなぜか随分長い間飲んでいませんでしたので。




このワイナリーはドイツ人が始めたので白ワインがきっとおいしいのでしょう。





1883 Carl H. Wente, a German immigrant, purchases 47 acres of vineyard land in the Livermore Valley and builds a winery.
1883年、ドイツ人の移民カール H ウエンティは、リバモア バレーに47エーカーの土地を購入し、ワイナリーを建てた。



















レセプションはサラダ、その後、メイン ディッシュになりました。

サラダはルッコラだけ。少量のイチゴのスライスが入っていました。このワイナリーでは野菜を作っているので、たぶん採りたてのルッコラだと思いました。ドレッシングはイタリアン。既にオリーブとお酢、少量の塩でイタリア流にからめられているものがサーブされました。おいしいルッコラのみのサラダには感動しました。


メインはポークか牛のステーキ。私たちは牛のステーキにしましたが、お隣の席の花婿の母の親友がポークでしたので、一口づつお味見の交換をしました。うん、ポークもおいしい。でもなんといっても牛のステーキが素晴らしかったです。きっと、牛をワインと香料でメリネーした後、ステーキにしたのでしょうが、未だに香料が解明できていません。ローズマリーもはいっていると思いましたが、テーブルにセットされたシルバーウエアーにローズマリーの一枝が添えられており、その香りにまどわされているのかもしれません。もしかしたら、ワインだけでマリネーし、香料をいれたオリーブオイルをつけて焼いたのかもしれません。

お料理の本を出していました。是非今度購入したいと思います。
THE CASUAL VINEYARD TABLE


デザートは、デザート テーブルで各自が好きな物をとって、いただく形。デザートも一口サイズのプチケーキがいろいろな種類あって、十分エンジョイしました。ダイエットしている人にも優しい配慮です。
すべてに主宰者の(たぶん花嫁の)センスの良さとおもてなしの心がにじみ出ていたと思います。


音楽は我々、親の世代も大好きな60年代のロック、R&B、ブルース、ボサノバ風ロックの音楽もたっぷり。地味なドレスでアップル シェイプのおばさん二人がリズムに乗って立ち上がり、ツイストをかっこよく始めると歓声が上がる。おじさんが軽やかにおばさんとジルバに興じる。こういう往年のダンスがパーティーではまだまだ主流です。若者だけの集まりではヒップホップが多いのでしょうが、普通は出る幕はあまりありません。こういうところは大人社会だなーと思います。今回知り合った同じテーブルの人たちとも、ツイストやルンバなどを踊り、夫とも久しぶりに踊り、コーヒーもいただき、大満足!!


お土産はローズマリーの入ったオリーブ油でした。これも各自、欲しい人だけがもっていくスタイルで、もちろん頂いて帰ってきました。


花嫁のブーケ トスと花嫁のガーターリングを花婿が投げるイベントが残っていましたが、私たちは先に失礼しました。10:30位だったと思います。イベントはこれからが佳境。お開きは深夜になるのでしょう。


以上、とっても楽しい結婚式でした。


Wente Vineyards  https://www.wentevineyards.com
ビーフステーキのあの香りを究明するため、このワイナリーにはもう一度いってみたいと思っております。

ちなみにリバモアーはこんなところにあります。
イースト ベイの高級住宅地、プレザントンの隣でワイナリーや牧場のある街です。
https://www.wentevineyards.com/weddings-and-catering/directions
このワイナリーではコンサートも時々やっているそうです。