シェールガスって、どうなんだろう? よさそうだけど副作用もけっこうありそうだし。

いったい、シェールガスって、いいのだろうか?

地球上のあちこちであんなに深く、水圧でぼかぼか掘っちゃってだいじょぶなの?
改めてシェールガスについて、ちょっとおさらいしてみようと思いました。


雨音につつまれて
http://d.hatena.ne.jp/myrtus77/20140918/p1
リンクしていただきました。ありがとうございます。

シェールガス Wikipediaより
http://ja.wikipedia.org/wiki/シェールガス


シェールガス(英語: shale gas)は頁岩(シェール)層から採取される天然ガス
アメリカ合衆国では1990年代から新しい天然ガス資源として重要視されるようになった。また、カナダ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアの潜在的シェールガス資源も注目され、2020年までに北米の天然ガス生産量のおよそ半分はシェールガスになると予想する研究者もいる。


別の研究者は、シェールガス開発により世界のエネルギー供給量が大きく拡大すると予想している。
ライス大学ベーカー研究所の研究では、アメリカとカナダにおけるシェールガスの生産量の増加によってロシアとペルシャ湾岸諸国からヨーロッパ各国へのガス輸出価格が抑制されると結論付けた。
2009年の米中シェールガス・イニシアティブにおいてアメリカのオバマ大統領は、シェールガス開発は温室効果ガス排出量を減らすことができるとの見解を示した。しかしその後シェールガス温室効果ガス排出量が、従来の天然ガスや石油よりも大きくなるとの指摘が学会から上がるようになった。



技術
水平坑井掘削技術
採掘の対象となる頁岩層は、たいてい2000メートルから3000メートルの深さに水平に分布しており、従来型ガス田と異なり流動性が著しく劣るため、頁岩層に合わせて坑井を水平に掘削する必要がある。そこで2000メートル付近まで垂直に掘削した後、少しずつドリルを傾けて水平に掘削を続ける技術が確立された。


水圧破砕
詳細は「水圧破砕法」を参照
頁岩層に分布しているガスは岩の中に分散しているためそのままでは流動せず、坑井を掘削しただけでは取り出すことができない。そこで掘削後に海水などを高圧で注入し、坑井の周りの岩を破砕することになる。しかし地下3000メートルは極めて高圧な状態であり、岩を破砕した後もすみやかに割れ目が閉じてしまう。そこで坑井の地層の特徴に合わせた砂などを水と共に岩の割れ目に押し込み、ひび割れを安定化する。この一連の技術を水圧破砕という。


マイクロサイズミック
微弱地震の振動波を人工的に起こし、坑井の地層の破砕状況を観測する技術が併せて開発された。これをマイクロサイズミックと呼ぶ。この技術により、個々の水圧破砕で地層のどの部分が破砕されたかを推定し、より効果的な破砕作業を続けることが可能になる。