「戦争って言葉をなくせばいいんですよ。「大量殺人」でいいんです。」美輪明宏

前編の「「戦時中の一番の問題は、軍人たちに国を預けてしまったことです」美輪明宏」三輪さんがこれを述べられたのは2009年8月7日 毎日新聞でした。今から4年前にすでに「「正義の戦争なんてありゃせんのですよ。最近、「次は徴兵制度でしょ」と、現在の危機感を言われていた。

今日は<晴耕雨読 2014/1/3>軒時の続きをご紹介します。


美輪明宏「軍人たちは、平たく言えば会社の用心棒、あくまでガードマンです: 前編の続きです。
晴耕雨読 2014/1/3 より転載
http://sun.ap.teacup.com/souun/13026.html
 

(長崎で被爆放射能の後遺症に苦しんだことについて)
「死んでたまるか、と思ってました。怖いなんて言っている暇はなかった」」
(2009年8月7日 毎日新聞)




(戦時中について)

「もうひどかったんですよ。たとえば「一億火の玉」「一億玉砕」って言ってたんですよ。私が軍人に「玉砕って何ですか?」って聞いたら「みんなで死ぬことだ。日本人は最後の一人になるまでとにかく竹槍で戦って死ぬんだ」と言うんです」

「向こうは原爆作ってるんですよ。どうやって竹槍で戦うんです? この人たちは、忠義とか、忠臣とか、天皇陛下の御ためとか言ってるくせに、言ってることとやってることが違うじゃないかって思ったんです」

「「一億一人残らず死ぬということであれば、天皇陛下皇后陛下も宮樣方もみんな死ねっていうことですか?」

(佐高信「って聞いたんですか?」に対し)」

「私、聞いたんですよ。そうしたら「バカモノ!! 不敬である」なんて言われちゃって。「不敬はてめぇだろう」でしょう」

週刊金曜日 8月9・16日合併号

「戦争って言葉をなくせばいいんですよ。「大量殺人」でいいんです。」

「(鈴木安蔵らの)憲法研究会の憲法草案の大元になったのは、明治時代に四国で自由民権運動をやってた植木枝盛の草案なんですよね。明治時代、たくさんの人が憲法の草案を出してるんですよ」

鈴木安蔵たちは、ジャック・ルソーの契約論や、アメリカ独立宣言後のアメリカ合衆国憲法フランス革命後のフランス憲法、ワイマール憲法など、全部のいいとこ取りをしちゃって、自分の思想も入れて出したのよね」

「なんで自民党の人たちが、(憲法を)「アメリカの押しつけ」って言ってるんだと思ったら、政府側の案をはね付けられたからなんですよね。「アメリカが作ったものを押しつけられたんだ」と言うのはモノ知らずで無礼ですよ。日本人が作ったんです」