東京都小平市の小林市長は住民の意思をないがしろにして、国際感覚ゼロの妄言猪瀬知事や「お上」の小間使い。小平都市計画道路見直し住民投票で、投票率50%以下は駄目と、五万票以上が開票されないまま廃棄される可能性

小平住民投票 「用紙廃棄 許し難い」

東京新聞 2013年5月28日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013052802000113.html

投票から一夜明け、会見する「小平都市計画道路に住民の意思を反映させる会」の共同代表ら=27日午後、東京都小平市

 東京都の道路計画を問う小平市住民投票で、投票から一夜明けた二十七日、直接請求をした市民グループが市内で記者会見した。成立要件の投票率50%に届かず不成立となり、投じられた五万票以上が開票されないまま廃棄される可能性がある。「一人一人の思いが込められている。とても許し難い」と、投票内容を確認する必要性を訴えた。
 会見したのは「小平都市計画道路に住民の意思を反映させる会」の水口和恵さん(51)ら共同代表三人。市選挙管理委員会が同日午前、投票用紙を封印する作業の立会人を務めた馬場悦子さん(60)は、五万一千十票の重みを「ものすごい量の投票用紙。非常につらい作業だった」と話した。
 投票率は35・17%だった。水口さんは「住民が直接意思を示す住民投票で、成立要件は不適当」と批判。投票率に与えた影響について「道路計画の見直しは必要ないと考える人たちの棄権を誘発したと思う。投票しても成立しないなら無駄だ、という反応もあった」と指摘した。
 住民投票告示後に小林正則市長が行った記者会見で、自ら投票するかどうかを明言しない消極姿勢が投票率を押し下げた可能性にも言及した。
 会は同日行った情報公開請求に加え、「開票しなければ、税金を使った三千百五十八万円の住民投票経費が無駄になる」と、近く住民監査請求もする方針。投票結果の内容が明らかになるまで、都が国へ道路計画の事業認可申請をしないよう近く文書で要請する。
 都建設局の周郷友義・道路環境担当課長は「住民投票小平市の取り組みなのでコメントすることはない。今夏に事業着手の予定で、沿線市と連携して事業を進める」と話した。

カリフォルニア・加州ラジオ草紙  2013-04-18
http://d.hatena.ne.jp/Mapple/20130418/p1
■市民の声が通りそうになると、投票率50%未満は無効になるよう住民投票の条例を変えるという暴挙の(東京都)小平市長。自分の市長選のは37,28%の投票率。!??


小平市の小平中央公園にある約一・三ヘクタールの静かな雑木林。

 都道の計画を知ったのは六年前。雑木林を貫き、玉川上水の緑道も分断する。計画区間と並行して走る道路もある。しかも、五十年も前に決定された計画だ。半世紀の間に自然環境への市民意識も経済状況も様変わりしている。「身近な緑を損ねてまで、なぜ道路を造らなければならないのか」。納得できなかった。

 計画で立ち退きを迫られる住宅は、約二百二十世帯にのぼる。水口さんは住民や市民活動の仲間と、見直しを求める活動を始めた。


 しかし、都側は訴えを聞き置くのみ。「市民参加」とは名ばかりで、計画は着々と進む。水口さんは強い疑問を抱いた。「日本は民主主義の国と言えるのだろうか」。

住民の意見を反映する仕組みがない都市計画道路のあり方自体がおかしい。仲間と話し合い、行き着いたのが住民投票だった。


ところが、市長は、投票率50%未満は無効になるよう条例を変えちゃえ!っていうことで、市が「投票率50%未満のときは成立しない」とする成立要件を加えようとしていることが十七日に分かった。住民投票条例の改正案を二十四日の臨時市議会に提出する。

 小平市有権者数は約十四万五千人。今月七日投開票の市長選の投票率は37・28%(前回39・31%)。

そして住民投票の結果、投票率50%に届かず不成立となり、投じられた五万票以上が開票されないまま廃棄される可能性がある。