原発、TPPがいかに危険な状態にあるかの認識を常にしていないと、論点は横にそれる。


もともと、今回の総選挙は消費税増税の是非を問うことが発端だったはずだが。そして、いかに今の日本が崖っぷちの岐路に立っているかが一番の問題だ。原発、TPPの問題は日本の存続にかかわってくる。
こんな時に増税なんて、もってのほかであるはず。でもその根本的な危機感が多くの国民に浸透してないのだから、こういう結果になるのだ。90歳の母は、「日本人は自分と、自分の子供が命の危険にさらされ、命を取られ、財産を根こそぎなくさないときづけないのよ。自分の足下に火がつかない限り、他人のことは他人事にしてしまう。見て見ぬふりをするというか。先の大戦もそうだった。小沢さんの言っていることがいちばんまともよね。戦争、戦争って騒いでいる石原さんはまだ80才でしょ。ほんとうの戦争の怖さをしらないのよね。ああいう「太陽族のおじいさん」にのせられる国民が悪いのよ。二度と戦争はいやです。」と言っていた。第二次世界大戦の戦火をくぐってきた人の言葉は重い。今回の原発問題はその悪夢のような状態が未来にまでずーっと続くという恐ろしいものだ。


そうなるまえになんとかして、国を守らなければという人々が、時間をさいて、心をつくして、調べたことを惜しげもなく私たちに紹介してくださっている。小沢さんだって、亀井さんだって、森さんだって、もちろんそうだ。その点を外して彼らの心を推し量ることはできないはずだ。だって、こんな損な役割をしないで、もっとうまく立ち回ることだって簡単にできるのだから。批判を受けている嘉田さんももともとはそういう視点から立ち上がったと思う。
嘉田さんは学者なのだから、彼女が原発問題はこれほど危険だと言えば説得力がある。
しかし国政のことはプロの小沢氏、亀井氏、森ゆうこ氏にまかせて、ご自分は学者の経験からいかに今の日本が崖っぷちにいるかをこんこんと解くことが本来のお仕事ではないだろうか? 餠は餠屋= Every man knows his own business best翻って餅は餅屋は、小沢氏や亀井氏にも言えることだ。国政のことはプロの彼らにまかせたほうがいいと思う。(Mapple)



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━━【日本一新】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                    増刊号・2012/12/20
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                     顧問:戸田 邦司
                     発行:平野 貞夫
                     編集:大島 楯臣
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その2

 さて、脱にしろ卒にしろ、私たちは直ちに原発におさらばしな
ければ、私たちの世代のみならず、孫子の世代に、とてつもない
大きなお荷物(廃炉・核燃料廃棄処理・国土の荒廃)を残すこと
を、福島第一原発事故は多大の犠牲を伴って教えてくれた。
 多くの政党は「借金を後の世代に残さない」として消費税増税
を決めた。しかし、国民は国の借金で命を取られることはないが、核廃棄物は命をとるだけではなく、さまざまな病気の要因ともなり、かつ国土も奪う。安全神話は崩れ去ったのである。


 「縮小社会への道」を提唱する京都大学名誉教授の松久寛氏は
「悲観的な予測よりも、楽観的な期待にすがり、都合の悪いこと
には目を閉じて生きる方が楽である」と著書に書いている。
安全神話」とは、「都合の悪いことには目を閉じて生きてきた」結果であると私は思う。


 この記事を草稿中、日本一新の会事務局の在籍地である、大分
県日田市の市議会が12月19日の本会議で「玄海伊方原発
再稼働に反対する意見書」を賛成多数で可決し、近日中に国に送
るという。意見書では「玄海原発伊方原発プルサーマル発電
の危険性が指摘されている」と主張し、「(日田市は)玄海原発
から100キロ圏内、伊方原発から50キロ圏内に位置している」
ので、事故が起きれば大きな被害が避けられず「停止中の両原発
の再稼働は認められない」としている。


 大分県日田市とはGoogle Mapsで見ていただくと分かるように、
四方を山に囲まれた小さな盆地で、事務局が「ど田舎」と自負し
ている人口7万強の町である。そんな小さな町の市議会が、遠く
離れた2個所の原発再稼働に反対決議をした意義は小さくない。
 全国の市町村が、それぞれ100キロ圏の原発再稼働反対を決
議したら、すべての原発が対象になるのではないか。どなたか、
マッピングしてみて欲しい。
 

 前回の「高効率型石炭ガス化発電」に関しての議論があるよう
だが、形式や用語などの枝葉末節の問題はさて置き、自然・再生
可能エネルギーから得られる電力は、今のところ、1に不安定、
2に絶対量が足りない。無論、この問題も時間をかければ解決で
きる課題である。太陽光・風力発電は耐久性と大容量蓄電設備、
波力・潮力発電は適宜な立地と構造、地熱発電は利用後の蒸気・
熱水の地下還元技術開発などである。つまりは、自然・再生可能
エネルギーの安定・継続活用法が確立するまでの、当座の問題と
して、原発を代替するエネルギー源としては、化石燃料を使用せ
ざるを得ない。その中でも、石炭火力は比較的安いランニングコ
ストで、かつ日本の技術が活用できる近道であり、幾つかの選択
肢のひとつに過ぎない。日刊ゲンダイはそのことを多少誇張して
書いているのであって、その行き先は平野論説がいう、原発停止
原発資本主義の解体である。            (続)

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森ゆうこ参議院議員のブログより
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メールやツイッターで寄せられたご意見は全て拝読しております。

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コメント 40
(その中より共鳴したコメント抜粋)

今回の選挙大変ご苦労様でした。次は参議院議員選挙ですね。
私の住む岩手1区の総決起集会で初めてあなたにお目にかかりました。
選挙結果はご案内の通りでした。公示4日前の立候補にもかかわらず善戦しました。
立候補者は時間の少なさを一言も言い訳けにしませんでした。
これは応援者に対する礼儀を弁えた素晴らしい人だったと改めて思いました。


一方、嘉田代表は時間の少なさを今回の選挙結果に対する言い訳にしておりました。自分はその困難を超越するだけの力が無かったと言うコメントを期待しておりましたが。


民主党代表は辞任しました。この党でも選挙結果から見て代表の進退を含めた総括が必要と思います。又、次回の選挙公約として、国民は明日の米より今日の米と言う切羽詰った状況下にあることを踏まえて、先の長い話より短期間の施策の提言が必要と考えます。例えば、消費税の戻し税の廃止など過激なものも必要と思います。

投稿: 高橋春光 | 2012年12月19日 (水) 11時27分