ブータン=精神的な豊かさを重視する「国民総幸福量(GNH)」を提唱


医療や教育は無料で、国民の約97%が「幸せ」と回答する。日本もこういう国をお手本にしたいものだけど、贅沢を捨てられない人々が鼻で笑うだろうな......(Mapple)

  • 気さくでイケメン “幸福の国”の国王 義援金寄付「日本に愛情と好意」

産経新聞 11月17日(木)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111117-00000122-san-soci
 親日国とされるヒマラヤ山脈の小国、ブータンからジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王(31)が初来日した。端正なルックスの「イケメン国王」は、対話を重視する気さくな人柄で国民から慕われる。16日の宮中晩餐(ばんさん)会では、「日本とブータンには特別な絆があります」と、日本への“熱い思い”をスピーチで明らかにした。

 国王は東日本大震災発生翌日の3月12日、被災者の安全を祈祷(きとう)する式典を主催。国民からの支援も集まり、同18日には100万ドル(約8千万円)の義援金を日本に寄付した。国王は晩餐会で、自国国民について「日本に対して比類ない愛情と好意を抱いている」と表現した。

 宮内庁によると、16日の皇太子さまとの会見で国王は、「国民はテレビなどで見た惨状にショックを受け、被災者に祈りをささげた」と話したという。今回の滞在中、国王は被災地も訪れる。

 外務省によると南北を中国とインドに挟まれたブータンの面積は九州と同程度で、人口約70万人。精神的な豊かさを重視する「国民総幸福量(GNH)」を提唱している。医療や教育は無料で、たばこの持ち込みなども禁止。国民の約97%が「幸せ」と回答する“幸福の国”とされている。

 国王は米国の大学やイギリスの名門オックスフォード大学にも留学経験があり、2006(平成18)年に26歳の若さで第5代国王となった。今年10月の結婚式では、民間出身のジェツン・ペマ王妃(21)との美男美女カップルの誕生に、各国のメディア関係者が集まった。