何の対応策もせずにTPP参加交渉を進めてしまうと、小泉改革の二の舞に....と、小沢氏言っていたが、読売記者とフリー記者の口論だけに話題が集中していた


ネットでは小沢一郎元代表の会見は、そのまま報じられていたけど、巷では読売記者とフリー記者の間の口論が大騒ぎとなったことに話題が集中してしまった.......そちらに話題を変えることが意図的だったのかもしれないけど............

  • 小泉政権下で一番顕著だったのは雇用の、従来の日本的な仕組みを取っ払ってしまいました!(小沢氏)
  • それについての十分な対応策が講じられないままに、一気にやってしまいましたので、雇用面における格差や不安定さ、将来的な国民の生活というのが、非常に心配な状況になってきている(小沢氏)。
  • 何の対応策もせずにTPP参加交渉を進めてしまうと、小泉改革の二の舞になりかねない(小沢氏).....と。

亀井静香の声もしかり、新党日本田中康夫メッセージもしかり、こういう当たり前の常識的な意見が、かき消されてしてしまうのは本当に残念!!!(Mapple)


BLOGOS 編集部 10月25日(火)17時21分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111025-00000001-blogos-pol

 20日に開かれた民主党小沢一郎元代表の会見は、読売記者とフリー記者の間の口論が大騒ぎとなったことに話題が集中してしまったが、小沢氏はTPP問題について興味深い言及をしていた。....(中略)

 
 小泉政権下で進められた構造改革の結果、雇用の仕組みが全く変わってしまったことを例に挙げて、
「対応策をきちんと作らないままにやったので、いろんな問題が生じていると思います」として、何の対応策もせずにTPP参加交渉を進めてしまうと、小泉改革の二の舞になりかねないとの懸念を示した格好だ。【写真・文:安藤健二(BLOGOS編集部)】

「国民生活は大変になってしまう」

―TPP参加をめぐって、農家を抱き込む形でいいのか。農家ばかり手厚くしていいのか、ご意見を伺いたい。

小沢氏:TPPは農林水産業の分野だけの物ではありません。あらゆる分野での規制の撤廃、自由化といいますか、関税の撤廃といいますか、そういう内容の物であります。広く農林水産業は一次産業であるため、生産性が他産業に比べて低いわけですし、それと同時に基礎的な食料は国内で自給する。その食料の生産に従事する人達の生活を国民全員で支援していくということは、これは国民全員が生活していく上で、また俗に食糧安全保障と言い方をする場合もありますが、その意味でも大事なことだと思っております。


ただ、今回のTPPは農林水産業の話だけではありませんし、むしろメインは他の分野にあると私は思っています。いずれにしても、どの分野でも国民が安心して安定して生活できるという俗に言うセーフティーネットを構築した上でやりませんと、競争力に弱い分野は生活できなくなってしまうという恐れがあります。そのため、自由競争または自由貿易は、もっとも日本がメリットを受けるわけですので、原則的・理念的にはいいことではありますが、何の国民を守る対応策が講じられないままにやってしまいますと、国民生活は大変になってしまう。


たとえば、小泉政権下で一番顕著だったのは雇用の、従来の日本的な仕組みを取っ払ってしまいました!その結果、正規雇用、非正規雇用、その他いろいろな形態の雇用の仕組みが出来上がってますけど、それについての十分な対応策が講じられないままに、一気にやってしまいましたので、雇用面における格差や不安定さ、将来的な国民の生活というのが、非常に心配な状況になってきている。


従来の雇用の仕組みでいうと、終身雇用・年功序列という良くも悪くも日本的な仕組みが維持されてきたわけです。それが全面的にこのままでいいとは思ってませんけど、少なくとも基本的な制度の背景にある哲学や理念という物は、国民みんなが安心して安定して就業して生活できるということを守っていかなくちゃいけない。その対応策をきちんと作らないままにやったので、いろんな問題が生じていると思います。

今回のTPPの問題につきましても、同じようにしっかりとしたセイフティーネット、対応策を講じた上でやるべきだと思っています。

最終更新:10月25日(火)17時28分

BLOGOS 編集部

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