シニア行動隊399人志願 福島原発復旧、来月現地調査へ

中日新聞)2011年6月28日 10時02分

 東京電力福島第1原発事故の復旧作業で、60歳以上を中心とした元技術者らがボランティアで結成した「福島原発行動隊」の5人が、作業に向けた現場調査のため、7月中旬にも福島第1原発に入ることが分かった。

 先発調査団として現地に向かうのは、発起人の元住友金属工業技術者、山田恭暉(やすてる)さん(72)や元東芝原発プラント設計者ら5人。放射線管理手帳の取得手続き中で、早ければ7月10日から数日間、可能な作業の内容や労働環境の調査を行う。

 行動隊は、復旧作業の長期化を見越した山田さんらが、作業員不足や若者の放射線被ばくを懸念して結成。27日現在で、大学教授やとび職など78歳から30代までの志願者399人が集まった。賛同・応援者も1250人となり、450万円近い寄付が集まっている。

 5月下旬には、首相補佐官だった細野豪志原発担当相、東電幹部と三者で協議し、その後、海江田万里経済産業相らとも会談。東電などと話し合いを進めてきたという。

●団体の正式名称を「福島原発行動隊」といたします
 .......今後、法人化などを予定しておりますので、そのタイミングなどにより、ホームページなどの名称も変更していきたいと思います。
福島原発暴発阻止行動プロジェクト
山田 恭暉
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