福田首相が辞任した本当の理由は、自分の首と引き換えに米国の圧力(自衛隊の派遣と巨額の資金提供)を撥ね退けた(ウィキリークスで判明)


孫崎 享の6/18 6/19のTwitterより
http://twitter.com/#!/magosaki_ukeru

福田首相は米国要求の自衛隊の派遣と巨額の資金提供を、自分の首と引き換えにした。多くの死者を出しているアフガニスタン戦争。福田首相が自分の首と引き換えにアフガンへの自衛隊の派遣、資金提供を撥ね退けたとウィキリークスで判明。
あなたとは違うんです」――この名セリフを残して唐突に辞めたが――そうです!! 従米マスコミの記者クラブの記者と、米国の圧力を撥ね退け日本の国家主権と国益を守る真の政治家とはまったく違うんです!! 日本人のいのちとお金をアメリカに貢ぐグループの記者とは考え方から、決断力から、人間力から、ことごとく違うんです。ウィキリークスで「福田首相が辞任した本当の理由」が判明した。それによると 福田首相は骨のある本物の政治家だったということだ。 日本国民は自分も含めて真相を解こうともせず「あなたとは違うんです」のセリフを面白おかしくもてあそび 結局 菅 岡田をつかまされた.....(Mapple)

Electronic-Journal 2009年01月06日
http://electronic-journal.seesaa.net/article/112214327.html
●「福田首相が辞任した本当の理由」(EJ第2484号)
 「あなたとは違うんです」――この迷セリフを残して唐突に辞
めた福田前首相の辞任理由について、国際未来科学研究所代表の
浜田和幸氏が自著で意外な事実を明かしています。
 2008年9月といえば、世界各地で株価が、まるでジェット
コースターのように上下していた頃です。1日に株価が1000
円も上がったり下がったりする――尋常ではない状況だったので
す。その2008年9月1日に福田首相が突然辞任してしまった
のです。いったい何があったのでしょうか。
 この福田首相の突然の辞任について浜田氏は次のように述べて
いるのです。
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 思い出されるのが、2008年9月1日の、福田康夫首相の突
 然の辞任である。「あなたたちとは違うんです」との名(迷)
 セリフを残して記者会見場を後にした「のび太総理」だが、じ
 つは、アメリカ政府から、しつこく「ドルを融通してくれ」と
 の圧力を受けていたようなのだ。しかも、それは半端な金額で
 はなかった。じつに、日本が保有する全外貨準備高にあたる1
 兆ドル(約100兆円)の提供を求められたという。これは、
 アメリカ政府が今回の金融パニックを封じ込める目的で投入を
 決めた7000億ドルを上回る金額である。要は、自分たちの
 失敗の尻拭いを日本に押し付けようとした、アメリカのムシの
 よすぎる話に福田前首相はキレてしまったというのである。
                 ――浜田和幸著/光文社刊
    『「大恐慌」以後の世界/多極化かアメリカの復活か』
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 既に述べたが、日本の外貨準備高は約100兆円あります。こ
のお金は、小泉政権の時代に異常に高く積み上げられ、ドルが下
落したとき、円売りドル買い介入を行う資金として使い、その買
ったドルで米国債を買うという、まるで米国に尽くす下僕のよう
なことを日本は今までやってきたのです。したがって、この外貨
準備高は本来は、非常事態において日本を救うための資金である
のに米国を救うための資金の様相を呈してきたのです。
 米ブッシュ政権は、2007年の夏の時点で現在のような状況
になることを察知し、ポールソン財務長官やチェイニー副大統領
が対応策を練り始めていたのです。
 そのとき、ドルを十分貯め込んでいる中国と日本から資金協力
を強制するという方針が決められ、福田首相に対して何回も何回
も1兆ドル(100兆円)の提供を要請していたのです。
 一方中国はどうかというと、日本と違ってきわめて外交に長け
ているので、外貨を利用して米国の投資銀行や住宅公社に資本注
入を積極的に行い、差し押さえられた不動産物件のかなりの債券
は中国が保有しているのです。
 同じ米国に協力する場合でも、中国の場合は自らイニシアティ
ブをとって積極的に先手を打って動いたのに対し、日本は完全に
受身であり、度重なるブッシュ政権の圧力に屈した金融庁の金融
市場戦略チームは、対米支援の目玉としての「100兆円提供」
を決定する寸前まで行ったのです。
 福田前首相はこれを止めたのです。浜田和幸氏はこの間の事情
を次のように書いています。
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 いくら同盟国とはいえ、あまりに無茶な要求。いくらお人よし
 の日本とはいえ、そんな理不尽な要求は飲めない」。そこは頑
 固な福田氏。あの手この手で迫ってくるブッシュの手先に対し
 て「ノー」を言い続けた。そしてついに堪忍袋の緒が切れ、ア
 メリカに対して「そんなにしつこく言うなら、辞める」となっ
 たのが、ことの顛末だという。「総理の職を投げ出した」と批
 判が沸き起こったが、いっさい言い訳をしなかった福田前総理
 は、じつは意外なサムライだったのかもしれない。
                ――浜田和幸著の前掲書より