放射能を出しっぱなしに...日本がつぶれるか、日本人が生き延びるかどうかという話だ=小沢氏、米新聞インタビューで

"カナダで日本語"さんが小沢氏、ウォール・ストリート・ジャーナル紙 インタビューの貴重な動画と、記事を間髪入れず紹介下さった。 心から感謝する。多くの人にお読み頂きたく一部をご紹介します。願わくは全文をお読み頂きたい。(Mapple)http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-2721.html#more2721
小沢氏が好きであろうとなかろうと、彼が物事の本質を見抜く力が優れた人であることは知性があるならわかるはずだ。木の枝と葉ばかりに目が行く四択クイズ・テストに勝ち残った日本のインテリには幹が見えない。
"放射能を出しっぱなしに...日本がつぶれるか、日本人が生き延びるかどうか"という点にすべてをかけてくれる100人の政治家が今必要なのだ。しかしながら現実は おん身大切の ・ 私心のみの小心翼々とした政治家が多すぎる。

カナダで日本語 2011.05.27 Fri 22:54
小沢一郎氏、ウォール・ストリート・ジャーナル紙に菅内閣倒閣明言
http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-2721.html#more2721

小沢一郎民主党元代表ウォール・ストリート・ジャーナルとのインタビューで、福島原発事故への政府の対応は「遅く、放射能汚染に対する認識がまったくない」と批判するとともに、長年ライバル関係にある菅直人首相について「首相は一日も早く代わったほうがいい」と述べ、対決姿勢を鮮明にした。

以下はインタビューの一問一答。(部分抜粋)

Q:東日本大震災福島第1原発事故以降の政府の対応について、全般的にどう評価しているか。

A:もう2カ月以上、70日になる。原子炉がコントロールできない状況に置かれている。

私は客観的な見方をする学者の先生から、この状況は燃料の熔融や炉が破損して、非常に危険な状況だということを聞いていた。非常に心配していたら、今になって、仕様がなくなってポツポツ認めている。対応が遅く、放射能汚染に対する認識が甘い、というより、まったくないといってもいいくらいの菅内閣の対応だ。
(中略)


Q:原発事故で事態をここまで悪くしないようにするために、政府がすべきであった決定や政策はどんなものがあったか。

A:こういう状況になると、東京電力の責任に転嫁したって意味がない。東京電力が悪い、あいつが悪い、こいつが悪いということを言っている。どうでもいいことならそれでいいが、原発放射能汚染の問題は、ここまで来ると、東電に責任を転嫁しても意味がない。政府が先頭に立って、政府が対応の主体とならねばいかんというのが、私の議論だ。東電はもう、現実何もできないだろう。だから、日一日と悲劇に向かっている。


Q:菅首相は統合本部を数日後に設立し、東電に踏み込んだ。あれは十分ではなかったのか。

A:十分も何も、パフォーマンスはどうだっていい。そういうことを気にすべきではない。事態は分かっているのだ。何が起きているかってことは、ほぼ。東電が分かっているのだ。東電が分かっていることは、政府も分かっているのに決まっている。だから、私が言ったように、他人に責任をなすりつける話ではない。政府が主体となって対応策を、どんな対応策かは専門家を集めなければ分からない。それは衆智を集めて、こうだと決まったら政府が責任を取るからやってくれと、そういうのが政治主導だ。それがまったくみられないから、国民はいらいらして不満を募らせ、民主党はだめだとなっている。


Q:小沢氏が指揮を執っていれば、最初の段階でメルトダウンが起きて危ないということは国民に大きな声で言っていたか。

A:言うだろう。隠していたらどうしようもない。それを前提にして、対応策を考えねばならない。
当面は福島の人だが、福島だけではない、このままでは。汚染はどんどん広がるだろう。
だから、不安・不満がどんどん高まってきている。もうそこには住めないのだから。ちょっと行って帰ってくる分には大丈夫だが。
日本の領土はあの分減ってしまった。あれは黙っていたら、どんどん広がる。東京もアウトになる。ウラン燃料が膨大な量あるのだ。チェルノブイリどころではない。あれの何百倍ものウランがあるのだ。みんなノホホンとしているが、大変な事態なのだ。
それは、政府が本当のことを言わないから、皆大丈夫だと思っているのだ。私はそう思っている。


Q:なぜ、このタイミングで出てきたのか。

A:隠しようがなくなったからだろう。知らないが。政府に聞いてみるべきだ。


Q:菅首相はアドバイザーを集めて意見を聞いている。聞き方がまずいのか。

A:何を聞いているのだか知らない。集めただけではしようがない。結論を出して何かやらないと。
だいたい、原発で食っている連中をいくら集めてもだめだ。皆、原発のマフィアだから。
あなた方もテレビを見ていただろう。委員だの何だの学者が出てきて、ずっと今まで、大したことありません、健康には何も被害はありません、とかそんなことばかり言っていた。原子力で食っている人々だから、いくら言ったってだめなんだ。
日本人もマスコミもそれが分からないのだ。日本のマスコミはどうしようもない。 
(中略)

Q:原子力エネルギーをどう考えるか。 

A:しょせん、過渡的エネルギーとしてはある程度、大口電力供給のためにも仕方がない。だが、高レベルの廃棄物を処理できないからいずれ、新しいエネルギーを見出さなければいけない。そのように私は言ってきた。まさに今、こういう自然災害のなかで、原発の事故まで起きて、これを食い止めると同時に、長期的なエネルギー政策をしっかりと考える必要がある

(中略)


Q:震災に話を戻す。復興、復旧にこれからお金がかかっていく。もちろん労力も。一つは第2次予算が出るか出ないかで国会でもめている。第2次予算の緊急性と規模はどのようなものと考えるか。もう一つは、財源は増税にするのか、国債発行にするのか。そのへんはどのようにすべきか。

A:復旧に必要なことは、お金がどれくらいかかったって、やらなくてはならない。
あのままでは住めなくなる。再臨界に達するかもしれない。あそこが爆発したら大変だ。
爆発させないために放射能を出しっぱなしにしている。
爆発するよりたちが悪い、本当のことを言うとだ。
ずっと長年にわたって放射能が出るから。


だから私は金の話じゃない。日本がつぶれるか、日本人が生き延びるかどうかという話だと言っている。
金なんぞ印刷すればいい。その結果、国民が負担することになるが。国家が本当に放射能汚染をここで食い止めるという決意のもとに、徹底して金だろうがなんだろうがつぎ込まなくてはだめだ。
国民はそのことをよく理解してほしい。国債でやれば借金だし、いずれ償還分は払わなくてはいけないが。


Q:東電の処理について役所が過去にはいろいろ決めてきた。今回、役所の言うとおりに決めてはいけないと考えるか。

A:東電のことはたいした問題ではない。一私企業がどうなろうが。それが本質ではない。ただ、例えば東電がつぶれるとする。電気の配電やら運営ができなくなる。それから5兆円の社債を出しているから、社債が暴落する。公社債市場が大変になる。それから銀行に何兆円かの借金があるから、それが返せなくなると銀行も大変だ、ということだろう。どうってことはない。
要は早く原発放射能を止めることだ。


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