大震災対策より増税という菅首相の暴言に、何も言わない国会議員も異常。増税に賛成する主権者 国民がなにより異常だ。


小沢一郎氏が身命をなげうって「こういう劣化した政治を変えなければ、この時代に生きた政治家として恥ずかしい。このままでは末代批判される」という決意を理解する国会議員は多数とならない
復旧・復興費が巨額になることを見込んで、消費税や復興税など、増税を財源とすることを公言する菅首相も異常だが、ただ黙っている国会議員も異常だし、何も言わずに増税に賛成する主権者 国民がなにより異常に見える。(Mapple)

日本一新の会 メルマガ配信 第46号・2011/4/30 平野 貞夫

(上略) 菅政権は責任回避のため情報操作を行っているといえる。(中略)
 私の言いたいことは、大震災や原発事故の非常事態は続いているにもかかわらず、菅首相の常識を破る暴言が国会でも続いている。それを与野党の国会議員が、反論できないどころか押し切られている現状がなんとしても異常である。この政治の異常事態を改善しなければ、真の国民のための震災対策はできない。
菅首相の狙いは大震災対策より増税にあり) 
(中略)....
それでも日時が経つにつれ、復旧・復興費が巨額になることを見込んで、消費税や復興税など、増税を財源とすることを公言するに至っている。それどころか「災害復興をなしとげ、税と社会保障の一体的改革に見通しをつける」と、国会答弁で開き直っている。

 多くの国会議員が、この菅首相狂言的暴言に、まともに反論できないのは何たることだろう。菅首相も駄目だが、国会もそれ以上に劣化した日本政治の異常さを露呈している。

小沢一郎氏が身命をなげうって「こういう劣化した政治を変えなければ、この時代に生きた政治家として恥ずかしい。このままでは末代批判される」という決意を語っても、これを理解する国会議員は多数とならない。小沢氏の発言は地位や権勢欲を投げうった心境である。

 国難といわれる大震災の復旧も見通しが立たず、まして復興構想も思いつきのものしか政府が持たない段階で、財源に増税、しかも消費税の大増税を行い、復興に見通しがつけば社会保障のため恒久的なものにする、というのが菅首相のねらいだ。こんな発想で大震災対策が出来るはずがない。まして、有史初の原発人災を抱えて、財源を増税とする震災対策なら政治は要らない。(下略)

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