沖縄新聞 : 長野の中学生が見つめた沖縄


阿修羅 http://www.asyura2.com/10/senkyo102/msg/555.html
投稿者 妹之山商店街 日時 2010 年 12 月 20 日 10:46:02: 6nR1V99SGL7yY
又は
現代世界をどう捉えるか 妹之山商店街
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/gendaisekai/

長野の中学生達が沖縄新聞を作成した。
タブロイド版12ページと堂々たる出来栄えだ。
内容もとても多岐にわたっており、充実している。
資料、取材、インタビュー、アンケート、書評などとかなり本格的だ。

中学生がここまでやるのかと驚いた。
中学生にここまでやられたら大人の立場がないじゃないか。
中学生だってここまでやるんだぞ、
大人のあんたはどうなんだと鋭く問い詰めてくる。

http://www.qab.co.jp/news/2010102022193.html
動画ニュース http://www.youtube.com/watch?v=l6nYOGVMmwU

(http://www.qab.co.jp/news/2010102022193.html より抜粋 - Mapple)
長野県上田市。沖縄出身でハンセン病回復者の伊波さんは、基地問題をはじめ、沖縄のことを理解してもらおうと「信州沖縄塾」を開き、地道な活動を続けています。今回「信州沖縄塾」は、新聞に意見広告を掲載することを決めました。


伊波さんが意見広告の運動を思いついたきっかけは、長野県の中部、北アルプスのふもとにある松川村の中学生たちの取り組みでした。


松川中学校は、新聞を教育の中に取り入れる事業の一環として、毎週、新聞記事を持ち寄り、議論を戦わせます。
その議論の延長線として、3年C組は沖縄をテーマにした本格的な新聞、その名も「沖縄新聞」を発行することになりました。


新聞は12ページ建て。面ごとに担当班分けし、ひめゆり学徒隊の生存者や沖縄関係者を取材。普天間中学校の生徒たちにもアンケートを行いました。12月8日の発行に向けて沖縄に関する学習に取り組んでいます。

  • 黒岩理恵子教諭

「何でここまで沖縄の方たちが一生懸命協力して下さるのかということを、ちょっと考えてから編集会議をしたいと思います」

  • 男子生徒

沖縄県のことを考えて一緒に解決してほしいと思っているから、一生懸命教えてくれるんだと思います」

  • 女子生徒

普天間中にアンケートすると、思ってもみなかったことが、いっぱい答えが返ってきたりするので、やっぱり全国と沖縄に温度差があって、それを少しでも埋めるためにいろんな人が協力してくれているのかなと思います」


講師に招かれた伊波さんも、生徒たちの質問に答えたり、紙面づくりを指導します。

  • 伊波さん

「沖縄だけがいつものけ者にされて、何かあると犠牲を強いられていることは、どこから生まれてるのか。そこの出発点の歴史をどこに置くかということは、ひとつあると思う」


生徒たちは書きあがった原稿をパソコンに入力していきます。また、ちんすこう作りを通して沖縄の食文化も調べました。「基地以外の沖縄」も理解するためです。

  • 女子生徒

「自分はただ沖縄の人がとりあえず普天間に基地を入れたくないと思ったんですけども、本当はもっとちゃんと基地だけのことじゃなくて、平和について沖縄の人はもっと自分たち以上に深く考えているんだなって思いました」

  • 男子生徒「騒音とか沖縄の人にとって日常的と言っているのが驚きと言うか、全然違うと思ったりして、沖縄の人たちだけじゃなくてもっと全国で考えていかないとだめだと思いました」
  • 黒岩教諭

「報道とは違う、本当は何なのかということをわかってほしいと思っていたんですけども、今は沖縄の方たちとかかわっていく中で、学んでほしいというか、一緒に子どもたちと私も想いを伝えたいなというふうに思っています」


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  • 長野の中学生が見つめた沖縄

http://www.qab.co.jp/news/2010121423396.html
動画ニュース http://www.youtube.com/watch?v=OXz0FA3GP3k

(http://www.qab.co.jp/news/2010121423396.html より抜粋 - Mapple)

「政府が言っていること、県が言っていること、お母さんが言っていること。そういうようなものを比べていって物事を判断する空気。『沖縄新聞』というものが発したメッセージは非常に大きい」


学習の一環として制作した「沖縄新聞」。生徒達が予期しなかった、沖縄に無関心な本土マスメディアの報道姿勢をも浮かび上がらせました。

  • 男子生徒

「今回のことで、こんなに遠く離れていて基地がないところでもこういう活動が出来るということが証明できたので、これからも何かあったらやっていけたらいいなと思っています」

  • 女子生徒

「これからニュースとかで沖縄のことが出た時は注目していきたい。それにニュースでも正しいこと言っているかどうかわかんないじゃないですか。正しいっていうのは真実の一部みたいな、だから本当のことっていうのが考えていきたいです」


基地問題ばかりでなく、沖縄戦や伝統文化、経済や環境など本土の人たちがあまり知らない「沖縄」の実情を幅広く、実に丁寧に取材しています。

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長野県松川中学校の「沖縄新聞」
1面「沖縄の中学生は願う」(231 KB)
2面「壊してほしくない〜辺野古の自然と住民の生活〜」(147 KB)
3面「基地返還で沖縄は変わる!」(247 KB)
4面「海に 陸に 空に 沖縄に残された傷跡」(192 KB)
5面「沖縄より守りたかった国体」(142 KB)
6面「二度と過ちを犯すこと勿れ!」(213 KB)
7面「ひめゆり学徒隊 平和への祈り」(185 KB)
8面「ユキヒロの思い―「HEIWAの鐘」に乗せて」(203 KB)
9面「沖縄の文化と宝」(230 KB)
10面「若者に託す思い」(205 KB)
11面「命どぅ宝(命より大切なものはない。)」(168 KB)
12面「本に託す 記憶・心」(176 KB)


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これほど感動したことは近来まれ。
日本はもうだめかもしれない....とニュースを見るたびにくじけそうになっていた。周りの日本人が軒並みアメリカの市民権を取得していく中で、日本国のパスポートを保持しておいて良かったと今日はつくづく思った。


松川中学の男子生徒の言葉が胸に響く。
「今回のことで、こんなに遠く離れていて基地がないところでもこういう活動が出来るということが証明できたので、これからも何かあったらやっていけたらいいなと思っています」


名も無いブログで、一体何ができるのか。何をやっているんだろう...と時々自嘲したりするけれど、点滴岩を穿つ。.......塵も積もれば山となる。......A little at a time adds up to a lot......がんばろっと !
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