アメリカの言う通りにしないと何かあるのか ?-日本人の魂を守る亀井代表


日本人の魂に訴えかける亀井代表(撮影:高橋清隆、2010年12月15日)
http://news.livedoor.com/article/detail/5214188/


亀井静香が吠えた! 日本を守るため政権関与の意義を強調

【PJニュース 2010年12月17日】国民新党亀井静香代表が15日夜、都内で開かれた『月刊日本』(南丘喜八郎主幹)主催の講演会でマスコミにおもねる民主党政治を批判。
70人を超える市民を前に、日本人の魂を守るため小政党でも連立政権にかかわる意義を強調した。


亀井氏は冒頭、「最近はもう、講演なんか断っている。大脳皮質で考える日本人がほとんどいなくなっているから。国民新党の支持率が0%だから言っているわけじゃないが、そういう中で政治家をやってる」と切り出した。


7月の参院選での惨敗や05年の郵政選挙を回想。郵政改革法案成立が民主党から反故(ほご)にされたことを01年の自民党代表選で小泉純一郎候補に政策協定を反故にされたことになぞり、「政治家は約束を破るのが趣味ですか」と皮肉った。


国民の郵貯簡保資金350兆円を米国に貢ぐため「ゴールドマンサックスの書いた法律」を通した自民党と、民営化を促す世論をあおったマスコミを批判。
「何も郵政だけじゃない。この日本が日本でなくなっている状況を、われわれは少数になっても、どんなことがあってもひっくり返さなければならない」と訴えた。


....................中略......................


日本が権益を持つイランのアザデガン油田を米国の要請で手放したこと
普天間辺野古移設を盛り込んだ「共同宣言」に触れ、「独立国家としての誇りも何もない、よその国の機嫌を損ねずにやれば外交だと思っている。占領期と同じだ」と批判した。


会場の後ろにはテレビカメラが砲列を作っていたが、マスコミに容赦はない。
アメリカの言う通りにしないと何かあるのか。
新聞やテレビが言うだけ。
今日もマスコミが来ているが、どんな大変なことになるか、教えてくれ」と挑発した。


大政党の民主党と組む小党の立場について、「でっかい太刀だけが勝負に強いとは限らない。研ぎ澄ませたドスで懐に入ってスパッとやれば、倒せることもある」と比喩(ひゆ)。大戦翼賛政治にあらがった中野正剛(せいごう)や三木武吉鳩山一郎の3人の奮闘を引き合いに、「少数でも心細く思うことはない」と胸を張った。


最後は「皆さん、頑張りましょう、政治家だけが世の中をつくっていくわけじゃない。
今はメールもあるんだから、嵐のごとく、声なり提言なりをぶつけてみましょう。官邸や民主党がパンクするくらい」と鼓舞。会場を埋め尽くす参加者から万雷の拍手を浴びた。【了】
パブリック・ジャーナリスト 高橋 清隆