21世紀の米国の安全保障を脅かすのは環境の劣化 = 陸海軍、空軍、"海兵隊"は解決にならない


jiji.com 2010年10月23日(土)
http://www.jiji.com/jc/rt?k=2010092400263r
環境劣化などが米国の安保を脅かす=軍事関係者

 【ワシントン22日ロイター時事】アンソニー・ジニー退役将軍ら米国の軍事関係者は22日、連邦議会でのブリーフィングで、環境の劣化と天然資源の減少が21世紀の米国の安全保障を脅かすとの見解を示した。森林や清浄な水、魚介類、肥沃土などの再生可能天然資源が失われれば、開発途上諸国に政治的不安定と紛争をもたらす、と警告している。


 中東や一部中央アジアなどの米軍を指揮下に置く米中央軍の元司令官であるジニー氏は「これらの問題解決のために陸軍や海兵隊、空軍、海軍を派遣しても解決にはならない」とし、
「気候変動だろうと、他の環境崩壊だろうと、機能不全に陥る国が増えてくる」と警告した。


 その上で、

不安定さと安全保障に結び付けたNPO「新アメリカ安全保障センター」の報告を引き合いに出した。


 また、シャノン・ビーブ陸軍中佐は個人的見解だと断りながら、「米国の安保物語はその多くが飛行機や戦車、銃、国軍といった動力学に基礎を置いてきた」とし、
こうした動力学的脅威は「忍び寄る脆弱さ」に取って代わられるだろうと述べた。


 同中佐は「今後も国家に基づく脅威が続くと思うだろうか」と疑問を投げかけ、
「21世紀初頭に米国を襲った二つの攻撃を思い起こしてほしい。
同時テロハリケーンカトリーナ』はいずれも国家を基礎としたものではなかった」と指摘した。
時事通信社](2010/09/24-10:29)


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沖縄の海兵隊、空軍、海軍を派遣しても解決にはならない...ということが米国でもわかってしまっている。
いまどきドンパチしてもしょうがないのに。仙谷/前原 古い! 少しは頭切り替えていかないと!
[第七艦隊だけでいい]といった小沢一郎のほうがよっぽど先を読んでいた...といえるよね。