2回連続で、平均年齢が34歳前後は、10万回に1回起こるかどうか


http://www.asyura2.com/10/senkyo97/msg/542.html

【1万回から10万回やって、1回起こるかどうか】という事です。
他の公表されている平均年齢から考えると「70歳以上の人も結構断らない」みたい
なので、本来は10万回に1回と考えるのが自然


第五検察審査会の度重なる年齢変更について思ったこと
http://www.asyura2.com/10/senkyo97/msg/542.html


投稿者 とある理系の独り言
日時 2010 年 10 月 14 日 20:32:34: wBTjg/O9msh0Q


スリードされている人が多いように思われますので、
検察審査会メンバーの年齢の事について思ったことを書いてみようと思います。


今、数字が合わないことで、誕生日で年齢が上がったのだと、色々騒がれていますが、
本質的な問題は、「数字が合う合わないの問題」ではありません。
「数字が合う合わない」から導き出される結論は、「検察審査会は間抜けだ」という結果しか引き出せません。


http://www.youtube.com/watch?v=dbxXLr2WA9g
↑を見ると、「検察は間抜けすぎる!」という結論で終わっていますが、本質的には、そんな所は全然問題ではないのです。


問題にすべきは、最初の30.9歳の時と全く同じで、
無作為に選んだと仮定すると、1万〜10万回に1回の事が起こった】という事実だけです。これを全く報道しないメディアは汚い。
「なーんだ、34.55歳だったのか、それならあり得る!」とか絶対思わないでください。


http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E3E1E2E7E38DE3E1E3E2E0E2E3E29188EAE2E2E2;at=ALL
10月14日現在、検察が言っている主張は、次の通りです。


A)1回目:34.27歳 2回目:33.91歳 は、メンバーが入れ替わった直後で、
B)1回目:34.55歳 2回目:34.55歳 は、議決した時の年齢


結局のところ、メンバー選択の時点で、A)が選ばれたことには変わりないのですから、
A)で確率を計算するのが正解となります。
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http://www.toukei.metro.tokyo.jp/juukiy/2010/jy10q10601.htm
↑のかなり正確な、H22年の東京都の人口を元に、確率を厳密に計算しますと、


「東京都の区部・市部の年齢20歳から69歳までを無作為に11人選んだ場合」

  • 1回目:平均年齢 34.27歳以下になる確率≒0.008619
  • 2回目:平均年齢 33.91歳以下になる確率≒0.01116


「東京都の区部・市部の年齢20歳から79歳までを無作為に11人選んだ場合」

  • 1回目:平均年齢 34.27歳以下になる確率≒0.002405
  • 2回目:平均年齢 33.91歳以下になる確率≒0.003145


(有効数字4桁)となります。計算機を使ってシミュレーションすれば、試行数を増やすに従って、この値に近づく結果が出ます。
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つまり、2回連続で、平均年齢が34歳前後ととても若くなるのは、
【1万回から10万回やって、1回起こるかどうか】という事です。

他の公表されている平均年齢から考えると「70歳以上の人も結構断らない」みたいなので、
本来は10万回に1回と考えるのが自然です。


これが「偶然起こったんだよ。」で済まされないことは、
統計を少し勉強された方なら誰でもわかることなんです。


というのも、統計学では有意水準 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E6%84%8F
というものを使って「確率的に偶然とは考えにくい」基準を決めています。


wikipediaにもあるように、普通は 5% を用いますが、偶然でないことが多い社会科学では 10% を使ったりします。
自然科学でさえも、1%が普通です。


つまり、100回に1回しか起こらない事が起きれば、
統計学的には「偶然とは考えにくい」と結論付けるわけです。


1万回に1回っていうのは、「0.01%」であって、当然、
【無作為で選んだとは、確率的に考えにくい】という結論になります。


そもそも、政治家が検察審査会で審査されるのが珍しいんですよ。
そして、話題の人「小沢」が、検察審査会という密室で、専門家も驚くような結果が出た時に
【無作為に選んだとは確率的に考えにくい】人選がなされた、
という事実が重要視されるべきです。

(1)無作為に選んだとすると、1万から10万回に1度起きるかどうかの奇跡
(2)意図的に選んだ(外部の人には、全く公表されない)


(1)と(2)、どちらがあり得そうなことですかね?
どう考えても(2)の方が起きそうなんですけど。ということを一貫して問題にすべきです。


(2)であるならば、これは検察審査会(裁判所)が意図的に「小沢」を起訴すべく動いたという事なので、由々しき問題となります。


「素人集団の判決」VS「プロの検察」なんて言ってる場合じゃないですよ。
「プロ中のプロの検察審査会「プロの検察や顧問弁護士」が結託して、
 素人11人を誘導し、「起訴」したという事になるわけですから。

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一応、B)の時の計算もしてみました。(有効数字4桁)
「東京都の区部・市部の年齢20歳から69歳までを無作為に11人選んだ場合」

  • 平均年齢 34.55歳以下になる確率≒0.01344

「東京都の区部・市部の年齢20歳から79歳までを無作為に11人選んだ場合」

  • 平均年齢 34.55歳以下になる確率≒0.003822


で、2回連続で起こるのは1万〜10万回に1,2回しか起こらないことで、
結局、【確率的に偶然とは考えにくい】ことになります。


感覚的につかみにくい人もいるかもしれないので、図を出してみました。少しは何が起こったかつかめるでしょうか?

*図も文章も好きなように使ってください。
http://www.asyura2.com/10/senkyo97/msg/542.html


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