沖縄の海兵隊は 第2次大戦の遺物と米下院議員

The Wall Street Journal 2010/7/12 20:21
フランク米下院議員、沖縄の米海兵隊撤退を主張


普天間基地の県外・国外移設を望む沖縄の人々にとって強力な助っ人が新たに現れた。米民主党のベテラン議員、バーニー・フランク下院議員だ。


名前のごとく歯に衣着せぬ発言で有名なフランク議員は、米議会の中でも発言が最も注目される政治家の1人だが、先週のトークショー普天間基地問題について物議を醸す発言をした。


フランク議員は7月8日のMSNBCの番組“モーニング・ジョー”で「私が(海兵隊が駐留する普天間基地について)話をした人のほとんどが、アメリカの海兵隊ジョン・ウェインが亡くなったころに沖縄から撤退していたと思っていたみたいだ」と往年のハリウッドスターの名前を交えながら語り、
海兵隊いまだに沖縄にいる意味が私にはよく分からないね」と話した。
= 英語原文は“It’s unclear to me what they’re doing there.”
(海兵隊沖縄でなにをしているのか私にはよく分からない)


フランク議員はさらに「確かに私も沖縄周辺で台湾と対峙している中国を野放しにしたくはないが、1万5000人もいる沖縄の米海兵隊が今後、中国本土に上陸して、中国軍と戦うことになるとは思えないね。他に空軍も海軍もあるだろう」と発言を続けた。


マサチューセッツ州選出のリベラル派の民主党員であるフランク議員が、テキサス州選出の共和党ロン・ポール下院議員と共同で、防衛費の削減、特に海外駐留の支出の大幅削減を主張する論文を7月6日に発表すると、メディアで大々的に取り上げられ、このところ同議員に対して取材が相次いでいる。


この論文自体は沖縄の米軍問題について言及しているわけではないが、フランク議員はメディアの取材で、第2次世界大戦の遺産で21世紀には意味のないものとなっている無駄な支出の象徴として沖縄の米軍基地についてたびたび言及している。...............................................................................


フランク議員は7月10日、米ナショナル・パブリック・ラジオの取材に対して「沖縄に1万5000人もの海兵隊は必要ない。沖縄に駐留する海兵隊は 65年前に終わった戦争の遺物に過ぎない」と述べた。................................................................................


フランク議員はMSNBCのニュースキャスター、キース・オルバーマン氏に対して「沖縄の海兵隊を活用できる機会はない」と主張した。
記者: Jacob M. Schlesinger
英語原文はこちら≫The Wall Street Journal
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2010/07/12/okinawa-marines-out-says-barney-frank/

The Wall Street Journal 日本版
http://jp.wsj.com/japanrealtime/2010/07/12/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E7%B1%B3%E4%B8%8B%E9%99%A2%E8%AD%B0%E5%93%A1%E3%80%81%E6%B2%96%E7%B8%84%E3%81%AE%E7%B1%B3%E6%B5%B7%E5%85%B5%E9%9A%8A%E3%81%AE%E6%92%A4%E9%80%80%E3%82%92%E4%B8%BB/
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  • 在沖米海兵隊、 広がる不要論 下院の重鎮「冷戦の遺物」

琉球新報 2010年7月16日)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-165027-storytopic-3.html


在沖米海兵隊の不要論が最近、米国内で急速にわき上がっている。
民主党の重鎮で、政府に影響力を持つバーニー・フランク下院歳出委員長が
「米国が世界の警察だという見解は冷戦の遺物であり、時代遅れだ。沖縄に海兵隊がいる必要はない」と公に訴えたことがきっかけだ。


同氏らの意見が反響を呼び、メディアも大々的に取り上げている。
背景にあるのは深刻な財政赤字
リーマン・ショック以降、不況で生活に苦しむ国民の不満が、膨大な軍事費に向き始めている。
米軍の戦略見直しと財政再建の必要性が合わさり、海外駐留米軍の撤退を求める声は拡大する様相を見せている。


ことの発端は今月6日。与党フランク氏と野党ロン・ポール氏の両下院議員が、米国の有力サイト「ハフィントン・ポスト」に寄せた論文だ。
「なぜわれわれは軍事費を削減しなければならないのか」と題し、2010年度の軍事費6930億ドル(約61兆円)は歳出全体の42%にも上り、経済活動や国民生活を圧迫していると説明。

米国が超大国として他国に関与することが、逆に反米感情を生み出している側面も指摘した。

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日本の防衛省や評論家達は、米海兵隊は抑止力であると.....これ「冷戦の遺物」!! 
日本の新聞、TVも「遺物」
時代遅れだ!! Be smart!!

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  • 米軍基地のグアム移転費、従来の60%プラス 莫大な追加金額を日本は払わされる。

どこまで言っても日本政府はおめでたい。

http://www.amakiblog.com/archives/2010/07/07/#001640

  • 借金で首のまわらないヒモに貢ぎ続ける日本

http://d.hatena.ne.jp/Mapple/20100712#p3

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  • 8月末の結論、非公開も

普天間移設先の位置・工法−岡田外相
時事通信(2010/07/16)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010071600795


 岡田克也外相は16日午後の記者会見で、米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)移設問題で日米両政府の専門家が8月末までに結論を出す代替滑走路の位置や工法に関し「大々的に公表するのか、事実上明らかになるとしても
公表という形を取らないのか、
これから検討していきたい」と述べ、
結論を非公開とする可能性に言及した。

Once more:
どこまで言っても日本政府はおめでたい。

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