オバマの失言(!?)失言じゃなく事実を言っただけでしょ。

生活が苦しいと、銃や宗教に依存したり、境遇の違う人々へ反発するとオバマ議員は言って、ヒラリー・クリントン議員らから、労働者層を見下すと攻撃された。

これに対するオバマの説明、弁明は「よかった」というコメンテーターと「よくなかった。やっぱり失言をカバーできてない」というコメンテーターと半々のような気がする。


私は「生活が苦しいと、銃や宗教に依存する」ってほんとうだと思う。
これは白人低所得者社会にも、黒人低所得者社会にもアジア、中南米低所得者にも言えることで毎日ニュースで見ているではないか。
銃に走らなくても、週末になると教会に走るじゃない。缶詰頂いたり、祭日の前には下着からセーター、靴、靴下まで全部新しい物が頂けるし・・いつもいつももらうばかり・・・そのうちもらうものにも注文が出てきたり・・・出す人はいつも出す側で、もらう人はいつももらう側にいる。こういうのって宗教に依存している部類に入るもんね。


アフリカン・アメリカン低所得者社会で、それを目の前でたくさん見てきて、それに悩む人々の手助けをしたオバマなら当然そう思ったはずだ。
また、昔の「K.K.K.」も貧しい白人が黒人を捕まえて宗教行事として殺していた。これこそ「生活が苦しいと、銃や宗教に依存する」そのままだし、そういう雰囲気は別の形であると思う。


でもこういう事実の例を挙げることは特にオバマ議員には全部を敵にしてしまう危険性がある。口が裂けても言えない。謝るのが一番利口なやり方だったと思う。


でも多くの人がオバマは事実を知っていて、そのまま言っただけだと分かっていると思う。誰を軽蔑して言ってるわけでもなく、誰を批判して言っているわけでもない。ありのままの事実。そしてこれはどうにかしなければならない問題なのだ。皆臭いものに蓋をしていたけど。


事実こういう傾向があることはアメリカに住んだ人なら大部分の人がわかると思う。ニュース関係者も立場の主張のためにはいろいろな建前を言っているが、これがありのままの事実で、誰かがこれに着手しなければならないことは分かっているはずだ。

それを軽蔑した発言と受取ったり、失言にしたがる人はこの問題から目をそむけておきたい人々だ。貧困者に、誇り高く逞しく、多少の健康保険を与えれば黙って金持ちの言うことを聞く集団になっていてもらいたいのだ。
ヒラリーは自身も億万長者だし、金持ちと投資家を守る政治家に属していると思う。貧しい人々は白人なら逞しく美しく生きていると思わせて金持ちによる金持ちの為の政治をしたいのでしょう、きっと。
(彼女の言動を見て、こう言い切りたくなる)


ヒラリーは今の状態はひとつ間違えばおかしな方向に行ってしまう危険性があることをかぎとれないのだろうか?
(かぎとれないだろうな〜、アウト・オブ・タッチだから)


ではせめて彼女は映画『Departed』を観たのだろうか?
その中でアイリッシュ・マフィアの親玉に扮するジャック・ニコルソンのせりふ:
「(この町に何があるというんだ。
しかもアイリッシュの社会で・・・。)

アイリッシュには生きる道は二つしかない。
警官になるか、ギャングになるか。
その両方とも銃を使う。そこに・・・ふっふっふ
どんな違いがあるっていうんだ。」