オバマのスピーチの反響の一部

オバマ議員はスピーチの中で「自分を育ててくれた白人の祖母が、『黒人がそばを通るとこわいと思う』と言った時、(黒人の血を持つ自分は)身のすくむ思いをした」という体験談を話した。
この部分を取り上げて、「彼は、人種差別者の祖母に育ったのだ」と言う人々が出てきた。


そういう意見に対して、昨日CNNはパネル・デスカッションをした。


このスピーチは、ライト牧師の発言に対してオバマ議員が自分の見解を述べた際のもの。
「ライト師のように人種の壁を強調して怒りを扇ぐ発言には反対する。彼はすばらしい友人であるが、この点については考えを異にしている」・・と。


今こそ人種の壁を乗り越えて一つになるべき時だという主旨のスピーチの一部を取り上げてとやかく言うのはどういうものか。
オバマ議員はそういう幼少の頃の傷を敢えて、率直に心を割って話したのだし、彼の祖母の年代では白人として平均的な感覚だっと思う。


私は問いたい。
「彼は、人種差別者の祖母に育ったのだ」と言う人々のご両親はどうだったのですか?と。
あなたはどういう考えのご両親にそだったのですか?
あなたはご両親とまったく同じ考えなのですか?・・・と。